44*またね ページ45
Aside
「潔子さん、今日は遊んでくれてありがとうございました。
それに烏野に来れて、部活も参加させてもらえて嬉しかった。」
「私もAちゃんと過ごせて楽しかった。
また一緒に出掛けたりしよう。」
「はいっ!」
「影山、Aちゃん来て嬉しそうだった。」
飛雄に借りているジャージを脱ぎ、ブラウスのボタンを留めていく。
スカートを履き、黒タイツを履く。
「練習中は私よりバレー優先だからどうだろう…
私は久しぶりにバレーしてるとこ見れて大満足です。」
隣で潔子さんも黒タイツを履いていて、なんだかお揃いみたいだ。
「Aちゃんもタイツだよね?お揃いだね」
「私もお揃いだぁってひとり喜んでました。」
「私足に傷が多くて隠すために履いてたの。」
陸上競技でハードルをしていたらしく、傷があるって教えてくれた。
私に至っては飛雄にパンツ見えるって指摘されたからと言えば可笑しそうに笑ってる。
「さっきも、このジャージもだけど影山ってAちゃんの事が大好きなんだね。」
「…それなら、凄く…うれしいな。」
リボンを巻いて、ブレザーを着て、乱れた髪は1本に結び直した。
更衣室を出て少し歩くと飛雄や他の部員の人達が待っていてくれたみたい。
「青葉の制服は私立って感じで可愛いな」
「実際私立なんですけどね」
田中さんとケイちゃんは仲良いのかな?
そう言えば明日はケイちゃん家族と外食の予定だ。
「飛雄、ジャージありがとう」
「おう。帰るぞ」
差し出された手に素直に自分の手を重ねる。
いつもの事だと気にすらしていないかったけど、後ろからいろいろな声。
「ちょっと〜影山君、何普通に手繋いでんだよ」
「自然過ぎてリア充爆発しろ」
「え?爆発…?」
「突っ込むとこそこじゃないデショ。」
烏野はみんな仲良いみたいだ。
繋がれた手はそのままで私は彼らの様子を見守っていよう。
「付き合ってんだから手繋ぐの普通だろ?
前に及川さんに教えられたぞ。」
「大王様、バレーは教えないくせにそういう事は教えてくれたんだ。
…それってただ惚気聞かされてただけじゃねーの?」
そうか!
飛雄が手を繋ぐのに前から抵抗が無かったのは及川さんの教えがあったからなんだ。
明日は及川さんに優しくしよう。
「今度またバレーしよう
バイバイAちゃん!」
烏野の人達と別れ二人で駅に向かう。
今日一日とても楽しかった。
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猫 - 影山甘い感じで可愛い! (2022年3月29日 20時) (レス) @page3 id: 79f191be12 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - 飛雄ちゃん可愛いです。及川さん・・・ちょっと悲しいポジションですね。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: a04b03fa67 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして!コメントもらえて凄く嬉しいです♪甘々の影山君をもっと書けるように頑張ります! (2019年10月2日 14時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして!甘々の影山最高です。更新待ってます! (2019年10月2日 12時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2019年9月27日 19時