天狗 ページ13
Aside
創は静かに泣きながらぐずっていた。
A「2日で帰るから、な?早く終わればすぐ帰るから」
創「うぅ、グス。…ホントにすぐ?」
俺だって離れ難いよ
こんな感情になるとは思ってもなかったがこんなにもこの小さな子供を愛おしく感じる日が来るとは。
俺は創を抱きしめ背中をさする。
A「創がいい子にしてたらすぐ帰って来るからな。五条さん達の言うことちゃんと聞くんだぞ?」
創「グス…、夜蛾さんがいい」
ブフっ!
思わず吹き出して笑ってしまった。
今日は急遽別任務が入ってしまい、京都に遠征する事になった。
何故京都高の子達に任せず俺に任されたのかと言うと、その呪霊が天狗の形をしていたと窓からの情報が入ったからだ。
天狗もどきなら生徒に任せても問題は無いのだが、もし本物の天狗なら特級はいくだろうとふんでいる。
土地神として祀られている地域もあるし、それなら俺が適任だろうと上から任されたのだ。
そして俺は創を高専に預け、京都へ向かった。
A「さて、補助監督はどこだ?」
京都駅改札外でキョロキョロと見渡すが、流石京都、観光客で溢れている。
すると、人混みを掻き分けあわあわと駆け寄るスーツ姿の男が現れた。
?「あ、貴方が爆豪さんですか?」
A「ええ、そうですが?」
?「よ、良かった僕補助監督の
特級が出るかもなのに新人を寄越したのか!?何を考えてるんだよ上は!!( º言º)
A「よろしく。で?その問題の場所は?」
美凪「と、とりあえず車に乗りましょう!」
そして俺たちは車に乗り込み目的地へ急ぐ。
美凪「ば、場所は、清水寺の近くの山奥なんですが、観光地が近いせいもあってか観光客が迷い込むみたいなんです。襲われた数人が天狗が出たと言っており我々窓が確認したところ例の天狗が現れたんです。」
確かに観光地なら人も集まりやすい。呪霊が出てもおかしくはないが…
A「本当に天狗だったんですか?」
美凪「わ、わかりません。それを確かめて貰いたいんですが…」
なんとも頼りない返答だ。
本当に大丈夫か?こいつ
A「帳を下ろしたらすぐ避難出来るようにはしておいてくださいね。もし本物の天狗なら特級なのは確実なんで」
怯えた様子ではい!と返事をする美凪
思わずため息が出た……。
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だんご(プロフ) - 更新待ってます。この作品大好きなので (2021年10月21日 12時) (レス) @page35 id: c566d63357 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - こ、更新待ってます…………いつでも大丈夫なので………………。 (2021年8月5日 22時) (レス) id: 1bfe2081c7 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - 更新待ってます.………………………… (2021年6月25日 16時) (レス) id: 526d48123a (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - ヤッタアアアアアアアア!!!更新きたああああああああ!!これからも更新頑張ってくださいいぃぃぃ!!!←(大変失礼致しました) (2021年5月8日 21時) (レス) id: 338ebc2433 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - ..........................................,....... (2021年5月6日 16時) (レス) id: 338ebc2433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月子 | 作成日時:2021年2月12日 7時