青葉城西のマネージャーは

7話 ページ8

国見ちゃんとのデート(買い物)を終わらせて戻ってきた



『ありがとねー』
国見「いえ…」
『はい、塩キャラメル』
国見「ありがとうございます」



『よし、みんなーちょっと集合』
「なんだなんだ？」「どうしたー？」
『溝口くんの奢りでアイスです』
「おぉー!!!」「やったー！！」



溝口くんは気が利くな
こんな暑い日に、
しかもランニングで疲れた体に
冷たいアイスは最高だよ



『湯田っちー手伝いありがと』
湯田「気にすんなよー！」
『あっ…癒し』



『食べ終わったらゴミこっちね』
「「「あざーす！！」」」



所々でお母さんみたいっていう
声が聞こえてくるけど
部内でのお母さんは岩ちゃんだよ
いや、及川専属のお母さんか



岩泉「母ちゃんになった覚えはねぇ」
『ｷﾞｸｯ』
岩泉「しかも及川の専属でもねぇ」
『なんでバレた』
岩泉「分かりやすすぎ」


及川「岩ちゃんは俺の母ちゃんだよ!」
岩泉「あ"ぁ？」
及川「うわー！ごめんごめん！」



及川「っていうか、A！」
『んー？』
及川「手見せて!!」
『え。なんでよ』
及川「怪我したままでしょ」



…及川の洞察力怖い
針を手に刺しただけなのに
唾塗っときゃ治るよって



『唾塗っときゃ治るよ』
及川「いいから出して」
『うっ…はい』
及川「矢巾、救急箱取って」
矢巾「あ、はい!!」



矢巾っち今日もかっこいいね
次期バレー部の主将さん
この青城を引っ張っていく存在
チャラいって言われてるけど
実際チャラいけどいい人



矢巾「どうぞ」
及川「ありがとね〜」
『矢巾っちありがとーう』
矢巾「いえいえ！」



及川が刺したところを
手当していく。
上手いな〜
そりゃあそうか



及川「はい、終わったよ」
『ん、ありがと』
及川「いえいえ針仕事気をつけてよ？」
『はーい』



針仕事は滅多にしないから
別に毎回怪我することはないけど
ちょっと嬉しいな、なんて
本人には絶対言ってあげない



及川「あと少し練習したら終わりね」
「「「ウス！！！」」」
及川「居残り練する人は紙に書いてね」
「「「はい！！！」」」



ってことで
本日3回目の練習開始。

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