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16話 ページ17

私は口を開いて
手を動かしながら話す
過去を思い出すように



『私1年の頃からマネ1人でね?』

1年なのにマネ1人って大変だし
仕事おぼえるのも大変で
でも先輩達が優しく支えてくれた

2年生になって
仕事も安定したかと思った
でもどんどん負担が大きくなった



もっともっと効率いい仕事しなきゃ
部員に迷惑にならないように
1年生の頃より頑張らなきゃ

気持ちだけが先回りして
とうとう部活中に支障をもたらした


2年生の5月
急いで作ったドリンクの蓋を
ちゃんと閉めてなくて
走って部員に渡しに行こうとしたら
転んでドリンクをぶちまけた



部員は笑ってたけど
大切な休憩にドリンク1つ渡せない
そんな自分が不甲斐なくて。
その時に及川徹が

”AはAらしく”
”焦らなくても俺たちは分かってるから”



その言葉で思い知った
無駄に気持ちだけが先回りして
周りが見えてなかった。


それから自分にとってやりやすく
なおかつ効率いい仕事の仕方を
見つけてからは楽になった



『私の後釜が…とか気にしないこと!』
『新山ちゃんなりにやればいいと思う』
新山「…頑張ります!!」



新山ちゃん可愛いなぁ
私が引退したら会えなくなる
そして私が気になったこと



『新山ちゃんって矢巾と…』
新山「!?矢巾とはなにもありません!」
『まだ言ってないよ…笑』
新山「えっ!」



ふふっ
新山ちゃんって分かりやすい
こんな可愛い子が彼女とか
矢巾羨ましすぎ!!笑



新山「もぉ…そういう先輩は?」
『え、私??』
新山「彼氏いないんですか?」
『えっと…ね…』



これは言うべきか
どうしよう。いや、言わなくても…
と、後ろから声が聞こえた



及川「Aー」
『及川!!?』
及川「やっほー」
新山「あっ…」

『あ、バレー部主将の及川徹!』
及川「及川でーす」
新山「次世代のマネの新山です!」
及川「新山ちゃんか!よろしくね?」



及川と新山ちゃんが話してる
きっと矢巾が説明したのだろう
だから来たと思ったけど…


及川さん?あなた新山ちゃんに
ベタベタしすぎてない?
新山ちゃん困ってる



『及川』
及川「なぁに?」
『新山ちゃんが可哀想』
及川「嫉妬したかと思った」

『何言ってるの?』
及川「あはは笑 矢巾に怒られちゃう」
『馬鹿じゃないの…』
新山「えっと……」



とりあえず及川を追い出そう
背中を押して体育館へ向かわせる



及川「あ、そうそう。」
「Aの恋人は俺だよ」

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月葉 - 良い話でした!感動しました。続き楽しみにしてます! (2019年5月31日 19時) (レス) id: 57a5b27832 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!!ファンの1人 - 良い作品です( ;∀;) 続き楽しみにしてます!頑張ってください!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: 6aec2188c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 | 作成日時:2019年2月10日 21時

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