15話 ページ16
そんなかんだで
夏休み明けの9月。
まぁいつもと変わらない日常
でもその日は違った。
矢巾が女の子を連れて部活にきてた
矢巾「こんにちは」
『こんにちは…って矢巾、』
矢巾「俺らの世代のマネージャーです」
『！！！本当に!?』
矢巾の隣にいる女の子は
2年生の新山千紗都ちゃん
肩くらいの黒髪で
チャラチャラしてない清楚系
新山「新山千紗都です」
『初めまして。3年の桜木です』
新山「桜木先輩…！」
『よろしくね!!』
矢巾の世代のマネージャー
というと、私たち3年が引退してから
正式なマネージャーになる
引き継ぎは引退式の時にやるんだけど
『新山ちゃんこの後暇？』
新山「えっと…はい」
『マネージャーの仕事やってく?』
新山「本当ですか!?」
『うん！』
なんかすごい素直だな
可愛らしくて癒し
矢巾「いいんすか？」
『え、当たり前だよ笑』
新山「お願いします!!」
『任せてー！』
とりあえず矢巾を追い出して
部室に私と2人
私はロッカーからジャージを取り出す
それを新山ちゃんに渡す
新山「先輩…？」
『今日は臨時マネージャー的な感じだからジャージ着てみて!!』
ほぼ押し付けだけだって思われるかも
でも私が引退してから部員が
少しでも困らないように今のうちに
軽くでも教えたほうがいい。
もっとあとでもいいかもしれないけど
10月からは代表決定戦で
私も忙しいから時間が無い
こういう時じゃないと教えられない
『うん。似合ってる』
新山「ありがとうございます!!」
『いえいえ！じゃあ行こうか』
新山ちゃんを連れて水道へ
さっき部室からドリンクボトルと
私の2年から書いてるノートを持って。
『ドリンク作りは―――』
なるべく分かりやすいように
そして簡単な作り方を教える
新山ちゃんにノートを渡して
部員それぞれの味付けを見せる
新山「先輩すごいですね…」
『んー引き継ぎの時に少しでも負担かけないようにしときたいからねぇ笑』
新山「私もそんな風になりたいです」
新山ちゃんは悲しそうに笑った
きっと心配なんだろうな
私の後釜が務まるのか…
なんて思ってたりするのだろう
『新山ちゃんは新山ちゃんらしく』
この言葉は徹が2年の頃に
”AはAらしく”
私にそう言っていくれたこと。
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月葉 - 良い話でした！感動しました。続き楽しみにしてます！ (2019年5月31日 19時) (
レス) id: 57a5b27832 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー！！ファンの1人 - 良い作品です( ；∀；) 続き楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2019年5月30日 18時) (レス) id: 6aec2188c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年2月10日 21時
