青葉城西のマネージャーは

11話 ページ12

ってことで着きました
バスで40分程度の合宿所



岩泉「1日練習できる過度な練習だけは
すんじゃねぇーぞ」
『特に及川ね』
及川「ｷﾞｸｯ…ｳｲｯｽ」



及川「まぁ…とりあえず荷物運ぼ」
「「「はーーい」」」



岩泉「A、荷物持つぞ」
『え、大丈夫だよ』
国見「…重そうですよ」
『そう？』



別に言うほど重くない…？
というか私の部屋は…
男バレマネージャーは
私一人だから合宿は一人部屋



寂しいなーとか思うけど
別に寝る時だけだから気にしない



及川「各自荷物置いたら体育館集合ね」
「「「ウス！！！」」」
『私は先に行ってドリンク作るね』
及川「お願いー！ありがと!!」



一旦解散して
荷物を置いたらすぐに着替えて
水道場に行く



いつも通りドリンクを作って
作り終わったらカゴに入れる
タオルは水で濡らして
冷蔵庫で少し冷やす。



『…今日の昼ごはん何にしよ』



合宿となるとマネージャー業は増える
ドリンク作り、タオル洗濯
選手達の記録、ボール出し
怪我の対応、コートのモップかけ
更に朝昼晩と食事の用意



『1人でさすがにしんど…』



とは言っても選手達に
手伝わせる訳にはいかない。
ま、頑張るか


去年までは友達に手伝ってもらい
合宿を乗り切ってきたが
その友達は受験勉強だ
私も勉強やらないとな…



これは私にだけしか伝えられてないが
2日目の夜は焼肉＆花火をやる
溝口くん太っ腹です
三日目の朝に帰るから…
と考えるとメニューは大体決まる



とりあえず昼食は
定番のおにぎりでいいや
キッチンに行って
大量のお米を研ぐ
育ち盛りの部員がいると大変だ



炊けるまで待つのは暇だから
パッと卵焼きと昼に飲む用の麦茶
食後のデザート的な感じで
ソーダーのジェラートを作る
我ながら完璧
それぞれ冷蔵庫と冷凍庫に入れて



ドリンクカゴとタオルを持って
体育館へ行く。
まだ休憩じゃないから
記録を書きつつ怪我の手当



『京谷ちゃんさ』
京谷「……」
『派手に突き指したね』
京谷「…」

『スパイク練は休んで』
京谷「あ"ぁ？」
『あ"ぁ？じゃないよ』
京谷「休まねぇ」



京谷ちゃんは
その性格から人に好かれない
私は好きなんだけどなぁ
あ、でもね…


いくら可愛い京谷ちゃんでも
及川達にそう言う態度取ったら
私は黙ってないよ
舐めた態度あまり取らないでよ？


『…休んでね』
京谷「…ウス」
『よろしい』


京谷の野生的本能だろうか
及川とAには
怒らせちゃいけないと本能が言うらしい

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