青葉城西のマネージャーは

1話 ページ2

我らが青葉城西高校
男子バレーボール部


烏野高校みたいな
美人を極めた子と可愛さを極めた
最強なマネージャーは残念ながらいない


……


という噂がどこかの学校で
流れていたらしいけど
我らが青葉城西高校バレー部には
チームを支えるマネージャーがいる



『松川ー何1人で考え事してんの?』
松川「桜木だ」



3年男バレマネージャー桜木A。
容姿は完璧なのに勉強ができない
部活の仕事はテキパキとこなし
部内での信頼は圧倒的



『ｷｬｰ松川ったら私に惚れたの？』
松川「なわけあるか」
『松川ひどーい』



最近桜木の性格が
アイツに似てきてる気がする
桜木の彼氏の……



及川「まっつんナンパしてんの？」
『あ、及川だ。やほー』



そう。何を言おうと
男子バレー部主将の及川徹と
桜木Aは恋人同士だ。

しかし
部活中も学校内でも
ｲﾁｬｲﾁｬ♡な雰囲気は出てない

なんでか聞いたら
『え？部活と恋愛は別じゃん』
と真顔で言ってきた。
そこが信頼できる…という所だ



松川「ナンパなんてするか」
『えー私に魅力ないって言いたいの!?』
松川「うぜぇ…」



まあ部活始まるまでの日常は
こんな感じだろう。
だけど…


ピーーーッ



『お、部活開始だね』
及川「今日も頑張りますか〜」



笛がなると別人のようになる
部活に関してはいつも本気
そこが桜木の魅力だ



及川「はいはーいみんな集合」
「「「「はい!!!」」」」



及川が今日の練習メニューを話す
ｹﾞｯ…今日はランニングメインだ



及川「…そんな感じでOK？」
「「「はい！！！」」」



『私はドリンクとタオル用意するね！』
『その後タイム計測と怪我の対応する-』



及川「お願いね」
『うん』


1年の頃から先輩マネージャーがいなく
全て独学で積み立てた仕事
桜木の的確な指示と対応力
青城最強のマネージャー。

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