番外編第1話 未来、再開の少女達 ページ18
〜〜〜2年後〜〜〜
『ごめん…』
消えることのない、姉の最後の言葉
あれ以来、プリパラにはいかなくなった
らぁらは、ついこの間、活動を再開した
みれぃは、まだ休止中だ
そふぃは、あれからヨーロッパラへ転校した
シオンは、休止して、囲碁に励んでいる
ドロシーとレオナは、カナダに帰った
かれんは、あの日以来、見ていない
カエデは、僕の家に住んでいる
蓮華は、すーの話によると、別のプリパラに通っているらしい
ひびき「…あれから2年も経つんだな」
安藤「かなで様の事でございますか?」
ひびき「…いたのか、安藤」
安藤「はい、紅茶を…」
ひびき「…ありがとう」
安藤「失礼いたします」
紅茶に手をつける気分ではなかった
「ひびき」
ひびき「…カエデか、どうした」
小さな音を立てて扉が開く
カエデ「……」
いつも通り、カエデは勝手に入ってきた
唯一違っていたのは、ファイルバックを持っているということ
カエデ「…プリパラにいかないか?」
僕にとって、全くの予想外の言葉だった
カエデ「…行きたくなったんだ」
ひびき「…」
あれ以来、いかなくなったプリパラ、でも…
ひびき「…いいよ」
いつまでも、逃げるわけにはいかない
僕は2年間さわっていなかったファイルバックのほこりを払うと、カエデと共にプリパラへ向かった
カエデ「…久しぶりだな」
カエデも、僕と同じように、プリパラには2年間来ていなかった
ひびき「…そうだね」
プリズムストーンの中に入ると、驚きの光景が広がっていた
ついこの間、活動を再開したらぁら、休止中のみれぃ、ヨーロッパラにいるはずのそふぃ、囲碁に励んでいるシオン、カナダにいるはずのドロシーとレオナ、あの日以来見なかったかれん、別のプリパラに通っているはずの蓮華
その8人が、プリズムストーンにいたのだ
らぁら「ひびきさん!」
ひびき「らぁら…」
カエデ「みんな…」
らぁら「いこ!みんな!」
プリパラへと足を踏み入れる、この服を着るのは久しぶりだった
…コツ、コツ
?「久しぶり、みんな」
僕を含め、その場にいた者全てが硬直した
?「…驚いた?」
驚くのも無理は無かった、だって、そこに立っていたのは
?「…ただいま」
まぎれもなく、紫京院かなでだったのだから
番外編第2話 復活祭!姉妹ライブ行ってみよう!→←かなで「さよなら、プリパラ、みんな」
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まりタン♪ - かなでさん…早く人間に戻れるといいな! 連載頑張ってください! (2016年4月8日 2時) (レス) id: 74733037cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなで(プリパラ、セーラームーン) | 作者ホームページ:なし
作成日時:2016年3月30日 22時