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「………へ」





何がなんだかわからない、そんな表情の赤葦さん。




そんな顔も素敵ですね!







「なんだなんだ!?あかーしの誕生日会か!?

なんで俺には教えてくんなかったんだよ!!」



「あんたすぐばらすでしょーが」



「う"っ…」





ぐさっと言葉の針でさされしょんぼりとする木兎さん。





「はい今日は赤葦主役なんだからしょんぼりなんてしない〜

ケーキもあるよ」


「!!ケーキ!!」





マネージャーである白福さんが木兎さんを宥めてケーキで回復させた、おそるべし。






「…赤葦大丈夫?まだ理解してなさそうだけど」


「……俺の誕生日会なの?これ」



「そうですよ!ちなみにケーキ買ってきたの私です!」






いきなりにゅっと現れた私にびっくりした模様の赤葦さん。







「え、Aさん?え?なんでここに……」


「赤葦さんの誕生日祝いたくてきました!!びっくりしました?」






どう?褒めて褒めて!とまるで犬のように赤葦さんの前に目を輝かせている私。





最初は目を見開いてびっくりしていた赤葦さんだったけど、



次第にその顔は綻んでいって、









「…うん、ありがとう」









今までに見たことのない 花の咲いたような優しい笑みで、頭を撫でてくれた。









頭を撫でられた時にほんのり香った赤葦さんの匂いが、



普通なら汗臭い筈なのにとてもいい匂いだった。









「…喜んでもらえたら、私も嬉しいです」








赤葦さんが喜んでくれたなら、もうほんとにそれだけで幸せだ。




頑張ったかいがあった。






…と、おもってたら




「ケーキは!?まだ食わねえのか!?」



ケーキが食べたい木菟に折角の和やかな雰囲気をぶち壊された。






「……はぁ」



木兎さんのその声で一気に部室内が騒がしくなり、誰が主役なのかわかったもんじゃない。









「……今度は俺が、Aさんの誕生日、そっちに行って祝うから」




「…!はい!!」








それでも、赤葦さんがふわりとした笑顔でそう言ってくれるものだから






とても幸せな日になれました。








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ゆめ - リア充滅べwww (2018年3月29日 21時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 続き、楽しみです!頑張ってください! (2016年12月27日 16時) (レス) id: e556873c73 (このIDを非表示/違反報告)
ガルルル*受験つらたん - fight♪です! (2016年1月24日 10時) (レス) id: 89cfe056c3 (このIDを非表示/違反報告)
しろもやし(プロフ) - マリナさん» ああああ返信遅れました!!ごめんなさい! コメントありがとうございます、とてつもなく嬉しいですほんとにそう言ってもらえると感謝しかないです…!! できるだけ更新できるようがんばります\( ´ω` )/ (2016年1月7日 21時) (レス) id: 591f7ffe2f (このIDを非表示/違反報告)
マリナ - この作品大好きです!続きがとてつもなく気になります笑更新頑張って下さい! (2016年1月5日 0時) (レス) id: cd9fc62d47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろもやし | 作成日時:2015年11月26日 14時

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