ヒロインが絶対に可愛いと思ったら大間違いだ。【HQ】

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私が席を探しているのを察してくれたのか、スガさんが声をかけてくれた。








｢俺の隣で良ければ座るべ。田中とかの近くだとうるさいだろうしな!｣

｢喜んで座らせて頂きます｣







もうありがたすぎます。



なんか、1人の子を放っとかないお母さんみたいだ。是非とも私のお母さんになってほしい。





更には窓際に座らせてくれるという優しさ、もう私スガさんいれば生きてける気がする。








そんなことを考えつつも、もう睡魔が大分やばいところまでやってきており、



少し目を瞑ったら、私は すぐに眠りへと落ちてしまった。









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＿＿＿＿｢やーい、ノロマA〜！｣




｢は…ぁっ、う…るっさい…っ!




っ、?!う、わっ！｣




少年にからかわれながらも、頑張って追いかける少女。



だが段差に気付かず、どてっと言う音と共に転んでしまった。







……これは、私の昔の記憶だ、それも小学生の時の。







｢…もう、何してんのさ。ほら!｣




いつも意地悪ばかりだったけど、こういう時は何気にいつも助けてくれた。






｢…ふん、大丈夫だもん…!｣




だが、それでもツンと意地を張り、手を取らない。


昔から素直ではなかった。









｢全く、こんなときにまでひねくれないでよ、可愛くないな……。泣きそうなのに我慢しない！｣


｢うわっ？！｣






思いきり手を引かれて体が傾いたけど、小学生ながらもしっかり支えてくれた。









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