ヒロインが絶対に可愛いと思ったら大間違いだ。【HQ】

１２, ページ13

｢じゃあ今日は、スポドリの作り方だけ教えちゃうね｣


｢ハイ!!｣







潔子さんの前だけ気合が入ってるって？ハハハ、そんな当たり前じゃないか。









｢＿＿＿＿で、こうやるだけ。わかった？｣



｢どばっと入れてがーっとぶち込んでぐるぐるすればいいんですよね！｣


｢……ほんとに大丈夫？｣







私のあまりの擬音語に、心配なのか不安そうに顔をのぞき込んできた。

そんな顔も女神のようですね……。








……なんてことは置いといて。









｢冗談です、決まった量の粉入れて、水入れてかき混ぜるだけですよね。それなら私でも大丈夫だと思います｣



｢そう……よかった。まぁ大抵は土日にしか作らないから大丈夫だと思う｣







それでも潔子さんはいつも1人でいつも全部やってたんだよなぁ…、こんな私でも役に立てるなら、頑張るか…。





まずは三日坊主で終わらないようにしよう、いや結構マジでうん。








｢じゃあ他のことはまた明日からにしようか。もう部活終わりだし、戻ろう｣


｢はーい｣








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿






｢今日はこれで終わりだ、解散！｣


｢｢あざしたーっ！｣｣









澤村さんの掛け声と共に、全員が着替えにとわらわらと散っていった。

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