▽すれ違い ページ30
赤葦side
Aと木葉さんがお見舞いに来てくれた二日後、風邪もすっかり良くなったので
久しぶりに登校した。
ちょうど玄関の前で、見慣れた後ろ姿を見つけた。
赤葦「おはよう、A」
A「あ、赤葦〜！風邪大丈夫？治った？」
赤葦「おかげさまで。お見舞いもありがとう」
A「いえいえ〜！良かった良かった」
髪が伸びたのか、最近Aは髪型を変えるようになった。
ちなみに今日は毛先だけ内側に巻いた感じで、
うまく巻けなかったところもあって、それがまた可愛い。
思わず撫でそうになった手を引っ込める。
A「あ、そうだ」
突然何かを思い出したように少し上を見たAが、俺の方を向いてとんでもない事実を口にした。
A「昨日、席替えしたんだ〜」
赤葦「席替え？」
A「うん。席替え！
くじ引きで決めたんだけど、席離れちゃった」
眉尻を下げて悲しそうな悔しそうな表情をした。
そんな所も可愛い。
でも席が離れたのは、正直俺も悔しい。
くじ引きだったなら仕方がないか。
そうして二人で教室に向かうと、
予想してたより遥かに席が離れてて朝からショックを受けた。
Aさんは運が悪いことに教卓左側の一番前の席。
俺は廊下側の後から2番目くらい。
運が悪いったらありゃしない。
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ひかり - 面白いです！更新、楽しみに、しています！ (2016年12月12日 18時) (
レス) id: a2132d1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 赤葦かっこいいですね。更新頑張って下さい！ (2016年12月11日 18時) (レス) id: 2831279d89 (このIDを非表示/違反報告)
更音 - 毎回楽しく読ませてもらってます。続き楽しみにしてます。 (2016年11月27日 11時) (レス) id: 8fce01b43a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優猫 | 作成日時：2016年7月19日 20時
