【ハイキュー】行き場を無くした努力家【男主】

8話 ページ10

ー放課後ー

貴方side


「依生また明日なー」

『またなー』


やっと学校終わった…

なんか今日長かったなー


坂ノ下寄って肉まん食べて帰ろうかな…

いや、運動できないし、気抜いてると太るよな…


でも肉まん食べたい……

でも太りたくない…



『…………とりあえず学校出よ』



教室を出てゆっくりと廊下を歩く

中3のときに遭った事故で運動麻痺が起きてしまったため、普通に歩くのも一苦労だ

階段の上り下りなんかは尚更気をつけないと、一歩間違えたら怪我してしまう



『……っﾊｱ

やっと下りれた…』



なんとか踏み外すことなく階段を下りきって昇降口へと向かう



『ﾊｱ、、、

校内での移動だけでこんなに疲れるか？普通』


思い通りに動かない自分の体に苛つきを覚えながら靴箱から靴を取り出し履き替える


『(坂ノ下寄るとちょっと遠回りになるんだよな…

今日はやめとこうかな)』


そんなことを考えながら外に出たその時だった



日「あー！！やっと来た！！」


『ﾋﾞｸｯ

なんだ日向か…それに影山も

こんなとこで何してんだ？』


なんで2人ともこんなとこにいるんだろう…

すんごい嫌な予感するんだが



影「何ってお前のこと待ってたに決まってんだろ

今日このあと暇か？暇だな？



バレー部見に来いよ、てか行くぞ」ｸﾞｲｯ


『えっ………はぁ！？』



影山からの質問に答える暇もなく腕を引かれて連れて行かれる



『いや、離せよ！

昼休みにもう来んなって言っただろ！？』


日「“昼休みには“来んなって言われたから、放課後に来た！！」ﾄﾞﾔ


『なっ、、


揚げ足取るようなことしやがって、！』



日向と会話している間にも影山は止まることなくどんどん進んでいく

影山の歩くスピードが速く、俺は着いていくだけで精一杯だ


『ちょっ、、、影山歩くの速いっ、、！

もうちょっとゆっくりっ、、おいっ、、、


っ影山！！！』


影「ﾋﾞｸｯな、なんだよ」


『歩くの速すぎなんだよ


ちゃんと着いていくから、1回手離してくれ』


影「わ、悪い」



そう言って影山は俺の腕を解放してくれた


──────────────────────
キリ悪いですが、文字数の関係で次行きます！

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す