【ハイキュー】行き場を無くした努力家【男主】

3話 ページ5

影山side

昼休みに自販機に行こうと思って廊下を歩いてたらなんか見たことあるやつが前から歩いてきた



影「(………どっかで見たことあんな)」



どこで見たんだっけか、、


そんなことを考えながらすれ違う






あ！！！！！！


こいつ、去年の全中でベストスパイカー賞獲ってた、、！



影「おい！！！！」ｶﾞｼｯ


『うぇっっ、、？




え、なに、、？』



影「お、おま、お前、、！！！





なんでここにいる！？！？！？！？」




なんで宮城に、なんで烏野にいるんだ！？


推薦こなかったのか、？


いや、あれだけ上手いやつに推薦こない訳ねえよな


まじで、なんでここにいるんだよこいつ



『ちょ、とりあえず腕離せ』


影「！わ、わりぃ」


『全然いいけど、、

なんか俺に用か？』



影「お前、奈木野依生だろ




東御ヶ谷中のエースの」



『！！そうだけど、、


俺のこと知ってるってことは


お前、バレー部か』


影「オウ


3組の影山飛雄だ」



『影山ね、よろしくな (ﾆｯ


……あー、トイレ行きたいからもう行くわ』



影「え、あ、おい

ちょっと待て！」



慌てて背を向けて立ち去ろうとする奈木野の腕をつかむ



『……まだ何か用あんの？

俺トイレ行きた 影「なんでバレー部入ってないんだよ」


…………なんでって





バレー、辞めたから』



影「！？」



『じゃあな』



バレーを辞めたという奈木野の言葉に思わず手の力を緩めてしまった


俺の手を振りほどいて歩いていく奈木野をただ見送ることしかできなかった





影「バレーを、辞めた、、？」



あんなに上手いのに、、？



去年、奈木野の全中の試合をパソコンで見た


そのとき見た奈木野はチームメイトと一緒にめちゃくちゃ楽しそうにバレーしてて


とてもだけどバレーを辞めるつもりでいるようには見えなかった


右と左で自由自在にスパイクを打つ奈木野に俺のトスを打ってもらいたいと思った



高校に上がったら全国で奈木野と戦ってみたいとも思った



なのに




影「なんで、バレーやってねえんだよ、、、！！！」








でも、あいつが烏野にいるってことは



あいつと同じチームでバレーするチャンスだ






絶対バレー部に入部させてやる

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