赤葦京治 ページ8
主人公は三年生です
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『言い訳いらないから。もう他人ね。さよなら。』
吐き捨てて第四多目的室の扉をバタンと閉める。
苛立ちを表すかのような音のデカさだった。
『ごめん、変なところ見せて。行こう。』
赤葦に声をかける。
「大丈夫です。俺の方こそ気を使わせましたね。」
『そんなことないよ。』
赤葦くんとは委員会が一緒になった。
部活も男バレではないものの、体育館仲間だし、
私がマネの二人と仲良いこともあって打ち解けた。
今日は委員会の役職が一緒の赤葦と先生の言いつけて、普段使われないこの教室から机を運び出すように言われていた。
『机はどうにかしとくから、赤葦は部活行ったら？』
「土日が１日中練習と試合だったので今日はオフなので。それに、そういう仕事は男に任せて下さい。」
『やばい、嬉しいよそれ！私部活で周りの女子より鍛えてるからさー、男子から女子扱いされないのさ！』
ぶっちゃけ赤葦は木兎より頼れるって認識だし、
マネからの信頼も厚い。おまけにジェントルマンときた。モテないわけがない。
「可愛いですけどね。プレーがうまくいった時の笑顔とか。委員会でうとうとしてるところとか。」
『待ってそれ恥ずかしいとこ見られてる』
プレー中とかキツくて顔やばいって木葉から言われるし、うとうとしてるとき時々白目向くって木兎に言われるから可愛くはないんだよ絶対。お世辞もうまいこの後輩。
「取り敢えず第三多目的室から机運びましょう。」
『そうだね。』
「先輩は部活ないんですか？」
『今日は週休。』
何でもない会話をしながら作業をした。
『よし、終わりー、お疲れ様！』
「お疲れ様です。先輩。俺、昨日活躍凄かったんでご褒美下さい。」
『…え？』
何言い出すんだ。赤葦、今までそんなキャラじゃなかったよね？おねだりするタイプじゃないよね？どうした？！
『まぁいいよ。力仕事してもらったし。』
「なら、屋上行きましょう。」
『ご褒美ってそれでいいの？』
「はい。」
わかった、と了承の意を伝えると自然に二人で屋上へ歩き出した。
他の子なら赤葦から告白されるんじゃないかと緊張するところだろう。けれど。私はタイミングがタイミングだし、冷や汗しか流れない。
「着きましたね。」
そう言ってドアを開けて中に先に誘導してくれるのも赤葦らしい。
『ありがとう』
「じゃあ、ベンチでも座りましょう。」
『はーい』
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月25日 15時) (
レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして！白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です！！！これからも応援しています！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます！本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2020年3月5日 13時
