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堰き止めていた涙が次から次に溢れ出す。
泣きたくなかったのに。好きな人の前では笑顔でいたいのに。

『ありがとう。いつも話聞いてくれて。』

「お互い様だろ。Aが頑張ってるのに立ち止まってられねぇと思って背中押してもらってるしな。」

『岩泉に比べたら私なんてまだまだだよ。』

「そんなことねぇわ。まぁ少しは元気になったなら良かったわ。」

『なったなった!岩泉優しすぎだよ!私に発揮してる場合じゃないのに!』

自分で言って哀しくなる。けど自分から笑いに走らないとやってけないのも事実で。友達宣言されたばかりなのに。

「お前に発揮しないで誰にするんだよ。」

『えー、それ言わせる?好きな人とかでしょ!』

「あー、それかよ。クソ。なんでバレたんだよ。」

『及川に文句は言ってくださーい』

クソ川かよ!!なんて言って目を釣り上げてる。
いい加減及川に言うのやめたらいいのに学習しないなぁ。

「はぁー。だからな。俺別に誰にでも優しいわけじゃねぇぞ。」

『うん、私たち親友だもんねー!』

これ以上傷をえぐらないでって感じなんだけど!

「違うわ。」

『え、親友認定してくれないの?!』

もうどこポジションも空いてないじゃん辛!!!

岩泉はなんか溜息つき出して頭をガシガシと掻く。









「俺の好きなやつお前なんだよ。」

あー、これ引退まで言うつもりなかったのに、なんて言ってる。

私の顔は真っ赤だろう。どう考えても本気だよね。
嬉しい。嬉しいけど。

『でも、及川からクラスメートが好きって聞いた!』

「あのクソ川!!!!!あー、あれだ、Aと及川同じクラスだろ。」

『あ、うん、そうだけど。』

「わかっただろ。俺はお前が頼るのは俺でありたいし他のやつに譲るつもりもねぇ。付き合ってほしい。」

『…私も岩泉のことが好きだよ。お願い、します。』



よっしゃ!なんてガッツポーズして本当に嬉しそうにしてくれるからこっちが恥ずかしくなった。









私が岩泉を好きになる日々は続きそうだ。

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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