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_____そして四年目。

就職活動をする中で、地方や都市に面接に行った。京都で瀬見に会った。

私は一瞬視線が交差した後直ぐに逃げた。

あっちも私なんかに会いたくないだろうし、私も会いたくなかった。




けれど、瀬見の足の速さに負けた。普通に捕まった。

「おい!!!」

『何?』

別に瀬見と特別仲が良かったわけじゃない。けど若利の自主練が終わるまで少し話したりしたことがあるくらい。

「久しぶりに会ったっていうのに挨拶もなしかよ!」

会いた口が塞がらないって気持ち。瀬見はそこに怒ったの?え?若利を振ったシーン見てるよね?

大人になったから?もう昇華して、ただ同級生と会ったみたいな感じなの?

『そうね、久しぶり!じゃあ、私こっちだからバイバイ』

「ちょっと待てって!これも何かの縁だし、ご飯でも行こうぜ!」

意外と引き下がらない瀬見。逞しい精神力だ。結局私が根負けしてご飯に行った。







「で?お前が振った後、連絡先消したってのが引っかかるんだよな。何で振ったんだよ」

『理由は聞いたでしょ。連絡先消したってよりスマホ水没しただけだしねー』

「それで全員と連絡取らないのがおかしいだろ、喧嘩別れしたわけでもないし。お前の親友にも家族にも教えてないんだろ」

じっと見つめてくる瀬見。なんとなくバレー部の真剣な表情は苦手なのだ。若利を彷彿させて。

『わかったわかった。観念します!』

逃げ切らないと悟った私は、自分が考えたことと、ただ別れようって告げても、何故だ?別れる必要などないだろう。って若利から言われる未来が想像できたって話をした。

瀬見は所々怪訝な顔をしたけど、私が若利の台詞を想像したのには納得してた。

別れようって言われて、頷くような淡白な人間ではないって。

「この話、男バレにしていいか?」

『いや、今更だし、言い訳にしか聞こえないし。しないでよ。皆んな前に進んでるんだから。だからこれは私と瀬見の昔話、酒のつまみみたいなもん』

それにこんな話聞いても、誰にもメリットはない。天童は初めから私のことなんて信用してないし。






それからは近況報告だとか、大学でのエピソードとかを話して瀬見とのご飯は終わった。

帰りは危ないから送ってく、とか紳士になってたけど、お断りした。

瀬見にも好きな人がいるようだし、私も初めて人に打ち明けて、少し気持ちが軽くなって。

もう昔のことって言えたって過去にできてるって思えて。一人になりたかった、なんだか。

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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