147 視線の先のあの子 ページ13
▷ 道宮結 side
仙台市体育館前で、決勝戦を迎える男バレを待つ。
手には手作りの御守り。
別に深い意味なんてない。
男バレに勝って欲しいからであって…別に！
ちょうど前から烏野がやってきて、澤村！と声をかけると、澤村だけはこっちに来てくれた。
『…応援来たよ！すごいよ！決勝なんて…もうっもうっ！すごいよ！やばいよ！！』
｢アンタのボキャブラリーもやばい笑｣
『……え"…てか、その顔！！』
澤村の顔に打撲痕のような痣を見つける。
本人は氷のようなもので冷やしながら、昨日ちょっとな、と笑う。
『…あの、それで、これっ！！』
澤村｢？｣
『いやあの、別に個人的とかじゃなくて、1個に皆分ていうか私たちの分もあって…というか』
おずおずとお守りを差し出すと、澤村は嬉しそうにそれを受け取った。
澤村｢おお！！ありがとう！！ベンチに置かせてもらうよ！！｣
『役に立てたらいいけど…！！』
澤村｢いや本当にありが…｣
月島｢…何、キミちゃんと食べてる？軽すぎるんだけど｣
A｢つ、月島？なぜ私を高い高いする？｣
後ろで高い互いをしている1年生達に、澤村がバッと振り返る。
月島｢なぜって…気分だけど何か？｣
A｢た、高ぇよ！私、高いところ無理で｣
月島｢…へぇ｣
A｢うぉい！なんでもっと高くした！？あのな、私はな、きゃー高いとこ怖いとか女子系の怖いじゃなくて、うぉぉ怖い、の本気の方で｣
月島｢……………投げたらどうなるかな｣
A｢ひぇ…｣
澤村｢……月島｣
『さ、澤村？』
澤村｢…っ！あ、道宮、悪い、ちょっと！これ、ありがとうな！！｣
『…え、あ、うん！頑張って！！』
手を振る澤村を目で追うと、澤村はひょいとAさんをメガネの子から取り上げる。
そして、その子をぎゅっと片腕で抱きながらメガネの子を叱っている。
『…………何だ。私が入る隙なんてないんだ』
｢結？何か言った？｣
『……ううん、なんでもない！行こう！』
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ひよ(プロフ) - 最高でした､､､！番外編見てて幸せでした､､､！！！ (9月24日 21時) (
レス) @page36 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄くいい作品でした！こう・・・胸の辺りがぐわぁって熱くなるのがわかりました！素晴らしい作品を書いて頂きありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年10月25日 23時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Latteさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけていたようで何よりです笑笑ありがとうございました(≧∇≦)/ (2020年7月17日 22時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
Latte(プロフ) - 毎日の楽しみでした！ホントに面白いし、ストーリー性も好きです。素晴らしい作品をありがとうございました (2020年7月17日 21時) (レス) id: 967dd88e76 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - リクエストに答えてくださりありがとうございまた！ (2020年7月17日 18時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年7月12日 11時
