123 双子からの電話 ページ27
明日はついに、春の高校バレー宮城県代表決定戦の一次予選…！
大地先輩とか、3年生にとっては最後の大会。
そう考えると自分が試合に出るわけじゃないのに、非常に緊張してくる。
いつもよりも早くベットに寝転がり、ぼーっと天井を眺めていると、ピリリリリと、電話の着信音が響いた。
表示されたのは、治、の文字。
『はい、もしも』
侑《Aーーッ！！元気！？俺はな、今日も北さんに怒られてしゅんしゅんしてるでー！！》
『…………なんで侑？これ、治の番号なんじゃ』
侑《だって、A、俺からの電話出てくれへんとき多いやーん？》
『……煩いからな』
治《ちょ、侑？何してんの！！ケータイ返せや！！》
侑《いやや！！俺の癒しタイムやねんっ！！》
『………喧嘩するなら切るぞー。こちとら、明日本番なんや』
侑《本番？何の？？》
『春高宮城一次予選の！やから、はよ寝たいんよ』
治《あーこの前の日向？と影山？とやらの》
侑《誰それ。俺聞いてへんで。ちょ、待てや、何、それ男なん！？》
……すげぇうるさくなってきた。
切ろうかな、と思う、割と本気で。
侑《Aは俺のやろ！なんで浮気するんや！！》
『いつからアンタのもんになってんアホ！ちゃうわいや！』
侑《えっ、ちゃうのん！？》
治《でも普通に考えて、Aに会いに宮城まで行った俺の方がAと 親密 やと思うわ》
侑《はぁ？何やそれ…喧嘩したいんか、治！！》
『はーい、喧嘩始まったっぽいので切ります』
侑《え！あ、ちょ、ま》
プツッと通話を切り、マナーモードにする。
そして、携帯を充電器と繋いで、再びぼーっと天井を眺めているとウトウトし始める。
そして、私は意識を手放した。
ーーーーーーーーーー
▷ 宮侑 side
『お前、知っとったんか、Aの周りに男おるって』
治｢……普通に考えておるやろ。あんだけ可愛いんやで？優しいし男前やし……好意持っとるやつくらいおるわ｣
オサムの言葉に絶句する。
うかうかしてられへん。
Aを取られてしまう。
『日向と…影山って言うたな？』
治｢うん。影山はセッターって言うてたかな。日向は小さいのにミドルブロッカーやったわ｣
『セッター…か』
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shiba(プロフ) - たぬさん» ありがとうございます！がんばりますね(^^) (2020年7月11日 17時) (
レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 眼鏡さん» 一気読みお疲れ様です、ありがとうございます笑 (2020年7月11日 17時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ - とても面白かったです！これからも更新がんばってください！ (2020年7月11日 0時) (レス) id: d6cceb38db (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡(プロフ) - とても……よい……一気読みしちゃいました！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年7月10日 16時) (レス) id: 57188926ab (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - まうさん» そう言っていただけて感激です！これからも頑張るんでよろしくお願いしますね(、._. )、 (2020年7月8日 21時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年7月8日 15時
