2 日向の天敵カゲヤマ ページ3
『あのさ、日向。なんで私も行くのかな』
日向「なんでって、入部届け出しただろ!」
『え?私、帰宅部に書き直して前にまわしたよな?』
日向「……ぅえ!?あ、それ、は」
『まさかとは思うけど、また消して書き直して出した?』
日向「……」
無言で私を引っ張り続ける日向を肯定と捉え、ため息を吐く。
仕方ない。
見に行くくらいはしてやろう。
体育館に入ると、ジャージを着ている男子がいて、バレーボールを触っていた。
日向はそいつを見るなり、あ"!!と私の手を離してそいつを指さす。
日向「な、何で居る!?…影山飛雄!!」
影山「お前……去年の…」
カゲヤマトビオ、と言うらしく、どうやら日向の知り合いのようだ。
影山「…名前は知らない」
日向「お、おれの名前は日向翔陽だっ!おぼっ、覚えとけっ!…1回戦で負かしたチームのことなんて覚えてないかも知んないけどなぁ、おれは」
影山「お前の事はよく覚えてる……クソ下手くそな奴!!」
日向「バ…バカにすんなよ……!確かにあん時はボロ負けしたけど、次は負けない!!」
ビシィッと言い切った日向を見ていたら、ふとその影山とやらが私を見た。
じっと見て悩むような素振りを見せる。
影山「……女?」
『あ"?初対面やぞ、コラ。どつきまわしたろか、テメェ』
日向「きゅ、急に関西弁!?」
影山「女のくせにでけぇ」
その言葉にブチッと頭に来た私は、影山の胸ぐらを掴む。
『ははは、よほど死にたいみたいやなぁ』
影山「…っ!離せ!」
日向「ひゃぁぁぁあ!!A!?」
「いや〜!今年の1年生は元気だな!てか、まさか北川第一のセッターが
今にも殴りかけた私を止めるかのように、後ろから声がした。
3 大きな手をしている人→←1 バレーって、すっげぇ楽しいんだぜ!
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ゆにぃ(プロフ) - 夢主ちゃんと私の誕生日が全く同じで運命を感じました笑 (2021年1月13日 1時) (レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもおもしろいです、更新楽しみしてます (2020年7月2日 18時) (レス) id: 53c650bd15 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ナナさん» ナナさんコメントありがとうございます!頑張りますので楽しみにしててくださいねd(^_^o) (2020年6月26日 1時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夢小説で剣道設定ってあまり見なくて、現剣道経験者からしたらすごく嬉しいですっ更新頑張って下さい (2020年6月25日 23時) (レス) id: a97c2b272e (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ふぇいさん» ふぇいさんありがとうございます!!更新頑張るのでこれからも見てくださいね(≧∇≦)/ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shiba | 作成日時:2020年6月21日 12時