7 一人暮らしは楽じゃない ページ8
『おぉ…肉が安い。これは買わねば』
ポン、と買い物かごに値引きされた豚肉を入れる。
今は部活を終えてスーパーに来ている。
久々に覗いたバレーボールは、とても懐かしかった。
みんながみんな楽しそうに、そして、真剣にバレーボールに打ち込んでいて、思わず俺も練習に参加してしまったほどだ。
『…思ったより疲れたな。高校生若いなぁ』
…早く寝よ。
と考えながら夕飯のことを考える。
俺は今、一人暮らしをしている。
本当は白鳥沢学園に赴任予定だったから、白鳥沢の近くに部屋を借りていた。
だが直前で烏野に変わり、烏野だったら実家から通える、と思ったのだが…時すでに遅し。
とりあえず1年間一人暮らししてみることにした。
一応大人だし。
一人暮らしって、気は楽だけどもご飯とか洗濯とかめんどくさい。
豚肉かぁ…白菜と煮込むのがシンプルで美味しいよな。
そう思い、野菜コーナーへ向かう。
野菜コーナーの所でよく見知った顔を見つける。
『あれ、アキじゃん』
｢え、A！うわ、久しぶり！｣
『久しぶり〜』
薄い金髪のヒョロっとしたその男は、ブンブンと俺に手を振る。
そいつの名前は月島明光。
高校時代の親友だ。
『お前仙台に住んでるって聞いてたけど？帰ってきてんの？？』
明光｢あぁ！弟に会いに、ね！｣
弟、というワードに反応する。
確かこいつの弟って…。
『弟！そーいや、大きくなったんじゃねぇの？蛍！元気？』
明光｢元気元気。背も俺より高くなってさ笑 生意気に育ってるよ｣
『そーなんだ！元々おっきかったもんなー』
明光｢あれ、てかAスーツ！何、この辺で就職したの？｣
『あ、そうそう、俺、烏野の教師だぜ！』
明光｢え"っ！？Aが！？｣
『おう！』
めちゃくちゃ驚く明光に、ふふん、と少し威張りながら見る。
すると、あのAがねぇ、とニヤニヤされたので靴のつま先を思いっきり踏んだ。
明光｢いてて、悪かったって。な、時間あんなら飯食いに来いよ！｣
『え、いーの？』
明光｢いいっていいって！弟にも合わせたいし｣
俺は値引きされた豚肉を元の場所に戻して、明光と一緒にスーパーを出た。
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バナナ - 初コメ失礼します！ んふふふふ、ベーコンレタス！の予感がするぜ⭐︎ ((はいタメ口すんません。 (2021年11月16日 1時) (
レス) @page35 id: 63c79b7286 (このIDを非表示/違反報告)
草薙@kusa_nagi - …ふへへっ((←…ってなってしまう… (2020年12月6日 7時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
片儺木伊織 - これ最高 (2020年9月14日 22時) (レス) id: a0acb0a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 亜星可也さん» 本当ですか！？してみます！ありがとうございます！！！笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - シバさん» オヒサマトリオは、私の癒しです笑笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年8月8日 21時
