39 あずあずリトライ ページ40
『はぁ…昨日は散々だった』
なんて呟きネクタイを緩めながら、3年の教室を覗く。
そう、あずあずリトライだ。
確かこのクラスだって、菅原が言ってたよな。
東峰はどこに……。
あ、居た。
『おーい、東峰』
東峰｢え"、日向先生！？｣
『ちょーっとお話ししよ』
驚いたように席を立った東峰は小走りで俺の元へやってくる。
そんな東峰にガシッと首に手を回して、教室から引っ張り出して廊下を歩く。
東峰｢せ、先生！？どこに｣
『ん？メシ！ちょうど昼休みだしな』
東峰｢仕事とかは…｣
『東峰とメシ食うために全部終わらした。マージキツかった…』
東峰｢なんでそこまでして俺に構うんですか…｣
『あいつらにお前が必要だから』
そう言いながら食堂へと入って、トレイを東峰に手渡す。
そしてそのまま列に並んで牛丼を頼んで東峰にも昼食を頼ませる。
2人分の会計を済ませ、また、窓際の席へと座る。
『いただきまーす！東峰も食えよ』
東峰｢…いただきます｣
牛丼にがっつきながら、東峰を見る。
んまい、と微笑みながら飯食ってて。
………おぉ、可愛いとこあるじゃねぇか。
よしよし、と頭を撫でてやれば、ボッと音を立てて東峰の顔が真っ赤になる。
…あ、ウブなの忘れてた。
『ま、無理にとは言わねぇけど、俺的にも帰ってきて欲しい』
東峰｢え｣
『どう考えても今の烏野に足りないのは、パワーのあるエース。田中もなかなかいいパワー持ってるんだが、どこか足りなくてな。あと、お前が帰ってこねぇと、西谷が戻らねぇって言い張ってんの笑』
東峰｢でも俺は逃げてしまって…今更戻ったって｣
『ふっ、馬鹿だなお前』
東峰｢ば、馬鹿…？｣
そういうことを言われるとは思ってなかったのか、ぽかんと口を開けてだらしない顔をしている東峰。
『あのな、逃げたって自覚あんなら、引き返せよ笑 あるいは飛び越えろ！前も言ったろ？壁をぶち破れって。俺なんか、高校時代何回も逃げ出したぞ、練習！その度に監督にビンタされて出禁なってさ、もーそれはそれは大変だった』
東峰｢先生もなんかスポーツしてたんですか？｣
『してたしてた。でもな、どんだけ逃げてもさ、やっぱり好きだったんだよな』
お前もそうだろ？と言うと、東峰は今にも泣きそうな顔で、はい、と確かに頷いた。
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バナナ - 初コメ失礼します！ んふふふふ、ベーコンレタス！の予感がするぜ⭐︎ ((はいタメ口すんません。 (2021年11月16日 1時) (
レス) @page35 id: 63c79b7286 (このIDを非表示/違反報告)
草薙@kusa_nagi - …ふへへっ((←…ってなってしまう… (2020年12月6日 7時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
片儺木伊織 - これ最高 (2020年9月14日 22時) (レス) id: a0acb0a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 亜星可也さん» 本当ですか！？してみます！ありがとうございます！！！笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - シバさん» オヒサマトリオは、私の癒しです笑笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年8月8日 21時
