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そして今日もあっという間に練習は終わったので、私は第３体育館に向かっている。
その途中、山口くんが月島くんに掴みかかっているのを目撃してしまった。
心配して見つめすぎたのか、山口くんと目があってしまった。
「あっえっと…」
「まさかこんな日が来るとは…」
「？？？」
「お前いつの間にそんなかっこいい奴になったの」
「えっ」
２人の様子から喧嘩ではないことがわかり、ホッとする。
「お前、カッコいいよ。でも納得はできない」
そっか、この子は___
「…じゃあ、確かめにいく？」
思わず月島くんにそう尋ねる。
すると、やっと後ろにいた私に気づいたのか少し目を見開いた。
「…はい」
「よし」
山口くんに「心配しないで」と伝え、月島くんと私は第３体育館に向かった。
「おや？おやおやおやおや？」
「それにAちゃんも一緒とはねえ」
「たまたま途中で会ったんです」
黒尾さん結構気にしてたからなあ。
多分内心嬉しいんだろう、知らんけど。
「…聞きたいことがあるんですが、いいですか」
そう言うと、月島くんはたかが部活なのにどうしてみんなそんなに必死になるのか、そう尋ねた。
すると木兎さんは月島くんにバレーが楽しいか問う。
「いや…特には…」
「それはさ、下手くそだからじゃない？」
木兎さんてほんとハッキリ言うなあ。
「将来がどうだとか次の試合で勝てるかどうかとか一先ずどうでもいい。目の前の奴ぶっ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感が全て。」
「その瞬間がきたら、それがお前がバレーにハマる瞬間だ」
木兎さんはそう言い切った。
月島くんも府に落ちたようだった。
「Aちゃんが連れてきてくれたんでしょ？」
隣にいた黒尾さんが話しかけてくる。
「連れてきたというか、提案したというか…」
「どっちみち、あのメガネくんにきっかけを与えたのはAちゃんだよ」
「いえ、きっかけを与えたのは彼をよく知る人です」
そう、山口くんのおかげだ。
「ふーん。まあ俺も気になってたから、ありがとな」
「いえ」
素直にお礼を言われて、思わず嬉しくなり微笑む。
「…なんか最近、よく笑うね」
そう言われてみると、そうなのか？
確かに最近は作り笑顔よりも、自然に笑ってる方が多い気がする。
それも、黒尾さんがいる時は大抵__
「そう、かもしれませんね」
私はこの気持ちに気づかないフリをした。
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よもぎ。(プロフ) - 黒瀬将哲さん» コメントありがとうございます！全然更新できていなくて申し訳ないです、、頑張ります(；▽；) (2021年5月26日 1時) (
レス) id: ebb1a7c172 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬将哲(プロフ) - おもしろいですっ！やっぱクロはかっこいい(≧∇≦)この作品大大大大大好きです！！！！！！！ (2021年3月31日 14時) (レス) id: 933fb2550f (このIDを非表示/違反報告)
なみだうさぎ(プロフ) - 昆布の神さん» コメントありがとうございます！そんなに言ってくださるなんて！！ありがとうございます！！モチベに繋がります！更新頑張ります、、 (2021年1月2日 0時) (レス) id: eb3e039654 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - コメント失礼します！語彙力吹っ飛ぶくらいすごく面白かったです！応援してます！！！！！！ 何度でも言えます、超面白いですーー！ (2021年1月2日 0時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎ | 作成日時：2020年11月26日 1時
