予選結果 ページ38
でも素の身体能力で勝てない私は、ひたすら2人の妨害にかかっている。
そこら辺の男子には走力は負けないけど、相手はあの天才2人だ。
勝「邪魔すんなA‼」
「勝己くんと轟くんが私の邪魔しなければ、私は何もしませんでしたー‼」
轟「くそ、ちょこまかと…」
妨害もして地雷も気をつけて、2人の攻撃も避けて後ろも気にして…ああ、やる事いっぱい。
そんな時だった。
後ろから今までの比じゃない大爆発音が聞こえたのは。
マ『偶然か故意かA組緑谷、爆風で猛追‼⁉つーか‼
抜いたあああああ‼‼』
チラリと振り返ると、出久くんが何かに乗って飛んでいた。
あの板……第一関門のロボのやつか？
偶然なわけない。
出久くんはそういう戦い方をする人だ。
あの板を羽にして地雷を有効に使ったわけだ。
でも着地どうするんだろ。
さっきまで足の引っ張り合いしてたけど、2人とも出久くんの妨害に一気に走った。
出遅れた私は、身体能力の差を突きつけられる形で距離が開く。
悔しい！呑気に考えてる場合じゃないだろ、しっかりしろ‼
少し先へ行ってしまった3人。
ただそれが功を成して、出久くんが間髪入れず行なった妨害は、私には害をなさなかった。
そのため2人を抜かせたけど、近くにいるから気が抜けないというか轟くん怖い！
冷気！冷気を感じる‼
背後の冷気と怒気を感じながら、薄暗い中を突き進む。
スタジアムに着くと、前には出久くんしかいなかった。
マ『さあ続々とゴールインだ！
順位等は後でまとめるから、とりあえずお疲れ‼』
最後の全力ダッシュで一気に疲れた。
いや、箒の最速を結構な距離出したからかな。
膝に手、ついてないと、キツイ。
耳「A〜、お疲れ〜。大丈夫？」
「お疲れ、ジロちゃん。」
耳「2位だって？すごいじゃん。あたしもあそこでつまづかなきゃな。」
「ありがとう、でも、こっからだからさ、お互い、頑張ろ。」
ミ「予選通過は42名‼残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい‼まだ見せ場は用意されているわ‼」
ミッドナイト先生の話しを半分聞きながら、私は回復に努める。
大きく深呼吸をして、酸素が体中の隅々に駆け巡るイメージ。
周囲はざわざわと第ニの競技、騎馬戦について話している。
なんかポイントがどうのとか言ってるけど、今は回復に専念したいから、後で誰かに聞けばいいや。
ミ「上位の奴ほど狙われちゃう…
下克上サバイバルよ‼!」
ーーーえ？
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悠吏(プロフ) - めっちゃ面白いです(*´ω｀*)でも1つ……1回戦開始のマイクのセリフでアカンとこで改行されててちょっとわろたww (2018年11月7日 2時) (
レス) id: b245c2163f (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん19(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！すごく励みになりました。更新頑張ります！ (2018年8月28日 19時) (レス) id: eb3ba049ce (このIDを非表示/違反報告)
みー - 相澤先生が猫になった夢主を撫でるの和みました …さすがテクニシャンwww！ すごく面白いです。これからも更新頑張ってください！ (2018年8月27日 23時) (レス) id: 163146930c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆなん19 | 作成日時：2018年8月16日 3時
