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突っ込んで行ったヴィランに向けて、相澤先生は捕縛布を放つ。
それをいとも簡単に掴んだヴィランに、今度は相澤先生が向かって行く。
捕縛布を引っ張って引き寄せると、その勢いのまま肘で腹部を攻撃した。
決まった！と思ったけど、ヴィランは手で受け止めたようで無傷だ。
対して相澤先生は、ヴィランに触れられてるところからボロボロと肘が崩れていった。
「相澤先生っ‼」
すかさず掴まれていない手で攻撃して、相澤先生はヴィランから飛び退き距離を置いた。
だけど着地した瞬間、他のヴィランが相澤先生を襲う。
「せん…っ⁉」
敵1「おっと、よそ見すんなよ！」
相「眞塚、…っ！」
そうだ、ここはヴィランたちのど真ん中。
さっきまでは、このヴィランたちのリーダーだろう水色がいたから襲ってこなかったけど、今は違う。
数人のヴィランが私を取り囲んでいて、攻撃してきた。
何とかギリギリで躱すと、私はすぐさま杖を抜いた。
先生がこちらを気にしながら闘っている。
ただでさえ大変なのに、私みたいなお荷物がいたら先生はもっと闘い辛くなる。
こんな数人程度、自分で対処できなくて何がヒーローだ！
「
当たった1人がドサリと倒れた。
これは失神呪文でもある。
当分眠ってもらわなくては！
倒れた人に視線が行ってる間にもう1人。
そして攻撃を躱してまた1人。
そんな感じで全員を眠らせた後、相澤先生に視線を移すと…
「相澤先生‼後ろ‼!」
後ろに、怪物がいた。
人…と言うには、悪いけど逸脱していた。
脳は剥き出し、歯は岩のようで、目はギョロリとしている。
体はオールマイトほどあるだろうか？
筋骨隆々で傷が数ヶ所ある。
力は見た目通りあり、相澤先生を後ろから倒すとそのまま腕を折った。
小枝を折るように。
何でも無いように。
うつ伏せに倒れたままの相澤先生を地面に押し付け、頭を掴むと思いっきり地面へ叩きつけた。
掴んだままの腕を握り締めるだけで、簡単に骨の折れる音がする。
そしてもう一度、相澤先生の顔面を地面に叩きつけた。
あまりのことに呆然と立ち尽くしていた。
いや、恐怖で脚が動かなかった。
だけど…
このままでは、相澤先生が殺されてしまう。
そう思ったら、私はあの脳のヴィランに突っ込んで行った。
私がどうにか出来る相手じゃないとか、殺されるかも知れないとか、そんなことは頭に無い。
ただ、相澤先生がいなくなるのは嫌だ。
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悠吏(プロフ) - めっちゃ面白いです(*´ω｀*)でも1つ……1回戦開始のマイクのセリフでアカンとこで改行されててちょっとわろたww (2018年11月7日 2時) (
レス) id: b245c2163f (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん19(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！すごく励みになりました。更新頑張ります！ (2018年8月28日 19時) (レス) id: eb3ba049ce (このIDを非表示/違反報告)
みー - 相澤先生が猫になった夢主を撫でるの和みました …さすがテクニシャンwww！ すごく面白いです。これからも更新頑張ってください！ (2018年8月27日 23時) (レス) id: 163146930c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆなん19 | 作成日時：2018年8月16日 3時
