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PRIDE ページ14
足を組んで パフェを食べる
大人げな私をまた 演じて
頬に手を当て 溜息をつく
何時もの 嘘の私
掌にはもう これっぽっちも心なんてない
あるとするなら 嘘の愛情
何時もの様に誰かを愛して
何時もの様に誰かを嫌い
そうして私はまた 嘘で塗れて
クルクルと回る バレエの子達
フラフラと宙を舞う スケーター
未来だなんて 解らないでしょ？
結局はそういう事で
ユラユラ揺れてる 風鈴が
また音を立てては 消えてく
「あぁ…やっちゃったなぁ」
心の中で 溜息をつく
頭を撫でて 優しくして
ちょっとからかって 馬鹿にして
優しい“だけ”じゃダメなの
本当の気持ちの私
隠し通す事が 日常で当たり前で
恐怖も喜びも 演じてしまって
何時もじゃない 誰かの笑顔
何時もじゃない 私の笑顔
そうして少しずつ 手を伸ばして
クルクルと回る バレエの子達
フラフラと宙を舞う スケーター
未来だなんて 解らないのは
私も同じな事で
ユラユラ揺れてる 風鈴が
また音を立てては 消えてった
もうわかんないよ
クルクル回っている 誰かの笑顔が
フラフラ揺らいでる 私は一体何処にいるの
ユラユラ揺れてる 瞳の奥
また 音が鳴った
クルクルと回る バレエの子達
フラフラと宙を舞う スケーター
未来だなんて 解らないは当然なんて
結局は私も 誰かと同じで
ユラユラ揺れてる 風鈴が
また音を立てては 消えていくの
そうしてまたスクランブル交差点を歩いている
誰かと同じ様に
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作者名：なこりん(NANA) | 作者ホームページ：
作成日時：2019年4月3日 14時
