クラシック ページ13
辛いよ、こんなの嫌だ
聞く度にあの記憶が蘇る
何故思い出すんだろう 何故消せないのだろう
心が悲鳴を上げ始めていた
解ってる、わかってるよ
全部自分のせいだって
過去の自分を呪い始めた所で 何も変わらないのに
どれだけ貴方を憎んだって “立場”が邪魔をする
ねぇ、貴方は私に何をしたかったんですか？
どれ程の傷を残したら気が済むんですか
あの音を聞く度に胸が苦しくなる
“聞きたくない” 脳が拒絶する
貴方が私にした事で私はこれ程にも苦しんでいるのに
苦しい、消えたくなる
聞く度にあの記憶が蘇る
何故封じ込められない？ 何故私は消えない？
心が悲鳴を上げ始めていた
解ってる、わかってるよ
誰かを責められないや
誰かを憎んだって 軋み始めた心は止まらない
どれだけ自分を憎んだって “自己愛”が邪魔をする
ねぇ、私は貴方に何をしたんですか？
どれ程自分を傷付けたらいいの？
あの声を聞く度に胸が苦しくなる
“聞きたくない” 脳が拒絶する
行き場のない絶望が音となって私を苦しめる
何で？なんでナンデ……？
貴方は未来を進めているの？
平然とした顔で前を向けるの？
私は何の為にここにいるか解らないのに
貴方はどうして私の中から消えないの？
あの時の記憶が蘇る
吐き気がする 気持ち悪い
もうヤメテ もう嫌だ もう苦しみたくないよ
もうこれ以上 私を傷付けないでよ
もう聴きたくないよ
何故封じ込められない？何故私はここにいる？
存在意義を失ったのは紛れもない “誰か”のせいだ
貴方のせいにしたくない
でも私のせいでもない
だから私は貴方に笑顔でこう告げる
「ありがとうございました」
って
貴方を追い越して 私は前へ進みます
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作者名：なこりん(NANA) | 作者ホームページ：
作成日時：2019年4月3日 14時
