Travel.43 ページ4
うら「………そんな事があったんだな」
話し終わると、うらたんはAを優しい目で見た。
志麻「俺はこの事をA本人がいる場で莉犬君に聞いた」
うら「成程なぁ………」
と言って溜息をつくと、うらたんは立ち上がってAの頭を優しく撫でた。
うら「今まで辛かったんだな……頑張ったよ、お前は」
今も頑張り過ぎてる位だ、と言って笑ううらたんに同情、と返した。
志麻「でも莉犬君も凄いよな……ここまでしてAを守るって。だって自分の命捨ててる様なもんやし」
そう呟くと、うらたんはまだ目を覚まさない莉犬君の頭をAより優しく撫でた。
うら「……結局は２人とも凄いって事だ」
うらたんは儚く、苦しそうな瞳で莉犬君の事を見つめていた。………は？
志麻「うらたん、まさか」
うら「ん？」
いや、よく考えてみるとうらたんって今までこんな風に優しく接してた人いなかったよな。
志麻「……莉犬君の事……」
そう言うと、うらたんは目を見開いた。でもすぐ笑ってこう言った。
うら「莉犬がA守ってるのに……莉犬を守ってくれる奴いないだろ？」
志麻「要するに……好き、なんやな」
うら「……まーしぃもAの事好きな癖に」
志麻「う”っ」
バレてた……と思った自分に、うらたんにバレてるって事は恐らくセンラさんにもバレてる……
うら「まーしぃは上手くいけそうじゃん。俺は莉犬だから、苦しい」
志麻「……女と男の境界線に立っとるもんな、莉犬君は」
うら「境界線とか関係ない。……好きなもんは好き、なんだし」
視線を逸らして照れるうらたんに、
志麻「俺も、人間だとか能力だとか才能だとかそういうの全部ひっくるめて関係ないって思っとる」
お互い難しいけどな？と付け足すとうらたんはだな、と返した。
うら「……ほんと、早く目覚まさないかな。こっちは辛いってのに」
志麻「うらたん泣かない様にここに来てなかったもんね」
うら「うるさいっ」
うらたんはやっぱ照れ屋さんみたいです。
俺は………
そっと視線を落としてすやすやと眠る彼女を見た。
＿＿俺は、このままAを自分の腕の中で見つめられたらいいな……
なんてらしくない事を思って目を瞑る。
自然と腕に込める力が強くなって彼女を強く抱き締めていたのだった＿＿＿
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (
レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました！！w（頑張ってください！！←） (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに！よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか！楽器ができるのってものすごくうらやましいです...！わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww（コーラっぽくしたらできそうですね！！←） (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月5日 9時
