Travel.62 ページ25
Urata side.
その後、少し仮眠して大体30分位経つとベッドから起きて部屋を出た。
うら「……てか莉犬俺が気絶してからずっと……」
つきっきりだったのかな。そんな疑問が頭に浮かんで気が付いたら莉犬の部屋をノックしていた。
莉犬「……はい」
うら「俺。入っていい？」
莉犬「……」
うら「莉犬？」
莉犬「……いいよ」
ドアを開けると、引き出しを向いて俯き俺に背を向けた莉犬がいた。部屋に踏み込み、莉犬の横に立つ。
うら「おまっ……何で泣いてっ」
莉犬は苦しそうに泣いていた。
莉犬「……会いたい」
うら「は？」
莉犬「皆に、会いたい」
うら「皆って＿＿」
莉犬「なーくん達に会いたい」
誰の事、と俺が言う前に莉犬は俯いたまま言った。
莉犬「ころちゃんとか、るぅととか、さとみ君とか……しゆん君も、あとジェル君……」
うら「………」
莉犬「………皆に、会いたい……お願い、会わせてよ……！」
うら「………！」
そう言って俺の方を向き泣き崩れる莉犬に俺は目を見開いた。
＿＿莉犬がこんなに子供の様な姿は見た事が無かったから。
うら「…………解った。会わせてやるよ」
今すぐには無理だけど、と付け足しそっと莉犬の頭を撫でた。
莉犬「ありがとう……」
嬉しそうに、でも苦しそうに泣く莉犬に、何も出来ない自分が嫌になった。
莉犬「………うらた」
急に莉犬は俺の背中に腕を回した。
うら「……ッ?!」
莉犬「何処にもいかないで」
そう言ってぎゅうっと強く抱き締められると、その腕の強さが莉犬を女だと証明させるのと同時に本当はこれが莉犬の本心だという事に気が付いた。
Aの前では強がってるけど、本当はきっと……莉犬は誰かの幸せを願うと同時に、誰かが離れていく事を恐れている。そんな矛盾に耐え切れなかったんだ＿＿＿
きっと、莉犬も過去に何かあったんだろう。
ならば、俺がしてやれる事があるのなら。それは俺が今やるべき事だ。
そう思って俺は莉犬の背中に腕を回すと、
うら「……大丈夫、傍にいるよ？」
背中を摩りながらそう言った。すると莉犬は、
莉犬「う、うあああんっ………！」
泣き叫んだ。………自分の思いが溢れて取らないみたいで、でもその思いを受け止めてあげたいと思ったからには最後まで。
うら「今は会えなくても、その気持ちは絶対届くから」
＿＿こいつの願いなら、叶えてあげたい。
そう思った俺がいた。
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (
レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました！！w（頑張ってください！！←） (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに！よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか！楽器ができるのってものすごくうらやましいです...！わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww（コーラっぽくしたらできそうですね！！←） (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月5日 9時
