Travel.52 ページ13
Several days later__数日後
in UraShimaSakataSen__浦島坂田船
Urata side.
うら「……莉犬」
あれから数日後、まーしぃとAが使った布団がそのままになっていたので1回干してから莉犬の部屋で何日かの夜を過ごした。
そして、今は朝。といっても10時半位だった。そして、何となくベッドに近寄ると莉犬はまだ眠っていた。
うら「お前、かれこれ2週間半も寝てんだぞ……」
いい加減起きろよ、と頭を撫でてやっても無反応。
うら「なぁ……」
そして莉犬の背中に手を当ててそっと起こし、抱き締めた。
うら「早く起きろよ……お前坂田みたいだぞ?あいつと一緒にされていいのか…?」
力が抜けて今にも倒れそうな莉犬を腕で支えて後頭部を抑えた。
うら「……」
目を閉じて力を入れて抱き締める。きっと莉犬が今普通に起きてたら、やめろって言うんだろうけど……それでも、莉犬が今ちゃんと生きている、大丈夫って思いたかった。
うら「…あれ、2週間半って坂田以上に寝てんじゃん……なぁ、莉犬」
無理矢理笑顔を作って笑った。
うら「何でそんなに寝れんだよ……」
__誰が坂田みたいだって?
うら「?!」
急に耳元で声がして、驚いて莉犬を見た。
莉犬「………ねぇ、誰が坂田みたいだって?」
うら「……は?莉犬……?」
そこには、怒った様な、でも嬉しそうな顔をして俺を見つめる莉犬がいた。
莉犬「莉犬だけど。で、誰が坂田みたいだって?答えろよおい。……ってうわっ?!」
うら「よかった……!」
嬉しくて莉犬をもう一回抱き締めた。
莉犬「……どしたのうらた」
うら「黙れっ」
明らかに何やってんだこいつとでも言いたげな声が聞こえたけど、そんなの構いっ子なしで強く抱き締めた。
莉犬「……2週間半も眠ってたの?」
うら「Aが心配してたぞ」
莉犬「っ」
うら「まーしぃがいなかったらどうなっていた事だか」
息を飲んだ莉犬から離れ、俺が言うと莉犬はサッと顔を青くした。
莉犬「待って、それって志麻とAちゃんが両想いみたいじゃん…」
うら「いや実際そうだけど」
莉犬「はぁっ?!どういう事説明して?!」
うら「そのまんまの意味だし!」
莉犬「ええええ………あの変態ホクロ、何をしでかすか解んないじゃん……」←
うら「まぁ確かにそうだけど」←
「「……」」
うら「まぁ、とりあえず報告だな」
莉犬「と同時に志麻をシバく」←
うら「まーしぃご愁傷様」←
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました!!w(頑張ってください!!←) (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに!よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか!楽器ができるのってものすごくうらやましいです...!わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww(コーラっぽくしたらできそうですね!!←) (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月5日 9時