Travel.75 ページ40
莉犬「うらた……」
暫く舌だけを絡めていると、やっと莉犬が声を上げた。
うら「ん?」
莉犬「早くっ……」
うら「………」
黙ってその言葉の続きを急かすと、莉犬は恥ずかしそうに下を向いた。
莉犬「早く、口の中ぐちゃぐちゃにして……」
__可愛い、いじめたい
そんな感情が頭を過ぎり、
うら「もっと別の言い方あるよな?」
と言うと、莉犬は俺に抱きついてきた。
莉犬「……意地悪っ」
そして、俺を見上げると
莉犬「口の中、うらたの舌でぐちゃぐちゃにして下さい………」
と若干目を潤ませながら言った。
うら「……可愛い」
そう言って頭を撫でて、そのまま後頭部を押さえて口付けをする。
__莉犬の要望に供えてぐちゃぐちゃに……
何度も舌を絡めたり歯をなぞったり、そしてわざと口の奥の方に舌を入れると吸ってくる。それが凄く可愛かった。
莉犬「……っ」
やっと唇を離すと、銀色の糸が俺らを繋いで滴り落ちていく。それを眺め終わると莉犬は切なそうな表情をした。
うら「……まだ?」
そう言うとふるふると首を横に振った。
莉犬「ゾクゾクしちゃって……それで…」
うら「もっとゾクゾクしたい?」
その言葉の続きを予想して言うと、素直に頷いた。
__莉犬がその言葉を言ったって事は………
つまり。
うら「いいよ」
それだけ言うと莉犬の腕を掴んで深く口付けして印を付けた。
莉犬「んっ……」
甘い声を出す莉犬。でもその瞳には光が無かった。でもそれは俺も同じ。
うら「莉犬…俺に何処をどうして欲しいか教えて?」
本当は解ってる。でも敢えて言わない。
莉犬「耳……いじめて下さいっ……」
そう言われ無言でちょこんと頭にある莉犬の耳を甘噛みしてはむはむと咥える。勿論、唾液をたっぷり付けて。
莉犬「音っ……」
元々莉犬は五感が感じやすいので、聴覚も当然含まれている。それを知ってて耳を舐めたりした。
莉犬「うらた……っ」
握る手と抱き締める腕の力が強くなっていた。
__今部屋に響いているのは、莉犬の甘い声と卑猥な水音だけ。
うら「莉犬」
莉犬「何………?」
うら「満足した?」
そう聞くと、
莉犬「うんっ…」
と嬉しそうに莉犬は言った。
優しく莉犬の頭を撫でると、気持ち良さそうな表情を浮かべていた。
うら「寝る?」
莉犬「うん」
莉犬をそっと抱き締めると、すやすやと眠る莉犬。
その腕は、ちゃんと俺の背中に回されていた__
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました!!w(頑張ってください!!←) (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに!よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか!楽器ができるのってものすごくうらやましいです...!わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww(コーラっぽくしたらできそうですね!!←) (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月5日 9時