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襲撃:18話 ページ22

『…………!』


ダッシュで先輩の家に向かう。きっとそこには先輩のお婆ちゃんがいるはずだ。


『………っうわ?!』


通りを曲がると、猫が慌ててどこかに行った。


『………っ』


急がなきゃ。


その思い一心で、先輩の家に到着すると問答無用で先輩の家の扉を開ける。


『!』


ドアを思いっきりバン!という音を立てて開けた。


『………………お婆ちゃん!』


そこには、


久音「…………!来るな、真奈!」


A先輩のお婆ちゃんである、久音さんがバケモノに囲まれていた。


『お婆ちゃんダメ!』


私は運動神経を使ってバケモノの頭らしき物を踏んずけてジャンプし、お婆ちゃんの所へ行った。


「!」


バケモノ達は勿論、私の方を見た。


「何だこいつは………」
「人間か……?」
「……何故人間がこんな所に」


『うるさい!』


私は騒ぐバケモノ達に向かって叫んだ。


『お婆ちゃん、怪我は無い?』


私はお婆ちゃんに聞いた。


久音「私は大丈夫……。……頼んでいた物は渡せたかい?」


『えぇ。……嬉しそうにしてましたよ』


そう私が言うと、お婆ちゃんは嬉しそうに笑った。


久音「……これで、心残り無く死ねる………」


『ダメ!お婆ちゃんは死なせない!』


私はそう言うと、バケモノ達の前に立ちはだかった。


「………人間風情が戯言を」


そう偉そうに言ったバケモノの中の1人。私はその言葉にこう言い返した。


『人間風情?何それ。ならこっちからしたらバケモノ風情だよ!』


久音「!ダメだ真奈!何もするな!」


そうお婆ちゃんが叫んだ。


「!……お前ら、やってしまえ!」


そうバケモノの1人が言うと、一斉にバケモノ達が襲いかかってきた。


『………!』


私は咄嗟に久音お婆ちゃんを抱き締めて、目をぎゅっと瞑った。


『……こういう時位、カッコよく登場してよ!………✕✕✕!』


次の瞬間。


久音「……真奈……?」


心配そうに久音お婆ちゃんが私を見つめる。


『………お婆ちゃん…………?』


久音「………もしかして…無事かい……?」


『………うん』


何があったのか解らなかった。


久音「………何で……ここにいるんだい……?」


そして、久音お婆ちゃんは驚くべき言葉を発した。


久音「……✕✕✕✕✕」

はい、あけおめなのです。(1月4日に追記しました)→←記憶喪失:17話



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NANA(プロフ) - 千坂@センラーさん» 神様ではないですがありがとうございます! (2018年8月11日 15時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
千坂@センラー(プロフ) - とっても面白かったです!NANAさんはやっぱり神様なのか!?これからも頑張ってください!! (2018年8月11日 13時) (レス) id: e4c0b2a914 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ぴぁさん» ?!??!コメントありがとうございます!見てくれたんですね……!Twitterやってます!@nakorin_rmpmです!これからも頑張ります!お互い頑張りましょう! (2018年8月10日 14時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 今更ですがこの作品も全部見ました!やっぱりNANAさんの作るお話凄く好きです…Twitterとかやってますか?やってましたらフォローしたいです!これからも頑張ってください(´ω`) (2018年8月10日 13時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます!今は志麻さんオチの小説書いております!頑張ります!ありがとうございます! (2018年3月18日 19時) (レス) id: 7591bab34b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年11月24日 9時

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