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大鏡:13話 ページ17

『……………先輩はやっぱ、優しいな……』


セン「絶対に誰かを責めたりはしぃひんからなぁ、Aは」


私の隣にいたセンラさんがそう言って、先輩を見つめた。


『………センラさん』


セン「ん?」


『……先輩をこれからも支えてあげてください』


セン「勿論。任せとき」


『はい』


「やっと降りてこられた……って、坂田?!何で泣いてるんだよお前!」


「何かあったん?!」


『あ、うらたと志麻じゃん』


うらたと志麻が部屋に入ってきて、驚いた表情をした。


うら「真奈……お前坂田に何かした?!」


『しとらんわぼけ!』


志麻「………坂田…」


志麻は心配そうに坂田を見つめていた。


坂田「………っ………」


坂田は2人が来たと解ると、涙を拭って立ち上がった。


A「………坂田」


そう先輩が声をかけると、坂田は頷いて私に向き直った。


坂田「………ごめん」


謝られて、私はポカンとした。


『…………いいよ、気にしてないし』


そう私は言って笑うと、「そんな事より」と要件を言った。


『帰りたいんですけど』


A「………あ、ごめん、忘れてた。センラ」


セン「はいよー。真奈ちゃん、こっち来て」


そう言ってセンラさんは部屋を出ていくと、先輩は私の手を掴んでセンラさんを追いかけた。


セン「到着やー」


センラさんはそう言ってとある部屋のドアを開けた。


『っ………………?!』


そこには、大鏡があった。


A「これって!」


先輩も知らなかった様で、驚いていた。


セン「うん。…………真奈ちゃん、A。2人にはちょっとここの話をしといた方がええかもね」


そう言ったセンラさんは、昔話をし始めた。


セン「___ここは、幽霊船。人間が入る事は禁じられた、小さな小さな船や___」

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NANA(プロフ) - 千坂@センラーさん» 神様ではないですがありがとうございます! (2018年8月11日 15時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
千坂@センラー(プロフ) - とっても面白かったです!NANAさんはやっぱり神様なのか!?これからも頑張ってください!! (2018年8月11日 13時) (レス) id: e4c0b2a914 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ぴぁさん» ?!??!コメントありがとうございます!見てくれたんですね……!Twitterやってます!@nakorin_rmpmです!これからも頑張ります!お互い頑張りましょう! (2018年8月10日 14時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 今更ですがこの作品も全部見ました!やっぱりNANAさんの作るお話凄く好きです…Twitterとかやってますか?やってましたらフォローしたいです!これからも頑張ってください(´ω`) (2018年8月10日 13時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます!今は志麻さんオチの小説書いております!頑張ります!ありがとうございます! (2018年3月18日 19時) (レス) id: 7591bab34b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年11月24日 9時

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