親の気持ち ページ43
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舘さんに卒業式のお詫びがしたいからご飯に行こうと誘ってもらった。お詫びなんていいのに、なんて思いながら待ち合わせ場所に行くとAも居た。
阿｢おぉ、Aいるじゃん｣
｢来ちゃった、えへへ｣
阿｢ほんと舘さんのこと好きだね｣
｢にぃにのこと大好きだから来たんだよ｣
阿｢ありがとう。舘さんも誘ってくれてありがとね｣
宮｢いえいえ、来てくれてありがとう｣
Aの卒業祝いも兼ねて乾杯した。卒業後は本業一本で頑張っていきたいというAの意気込みも聞けたし、これからのSnow Manとしての活動のことについてもたくさん話した。明るい未来しか待ってないから何もかも楽しみすぎてワクワクする。
阿｢Aも無事卒業出来たし、本当にヒヤヒヤしたよ｣
宮｢課題が〜って阿部に泣きついてたもんね｣
｢本当にずっと頼りっぱなしだった。ごめんね｣
阿｢ううん。頼られるのは嬉しいからさ｣
宮｢その役目を今度は俺も担うから｣
阿｢ん？うん。よろしくね｣
舘さんにならAを任せられるっていうのは今まで散々言ってきたことなのに、なにを改めて言ってるのかよく分からなかった。
｢今日はお話があるの。聞いてくれる？｣
阿｢うん……どうしたの？怖いんだけどいきなり｣
宮｢実は、Aにプロポーズさせて貰いました。結婚させてください｣
阿｢……え！？え、え！？嘘っ！？｣
｢嘘じゃないよ｣
そう言って見せてくれた右手の薬指には綺麗なダイヤが着いている指輪があった。
阿｢ちょっ、え！？いつの間に！？｣
宮｢卒業式の日。Aがすぐ帰ってきてくれて、ずっと心配してくれて。手離したくないなって思った｣
阿｢卒業式の日ってあの日！？帰ったあとそんなことになってたの！？｣
宮｢義兄さん｣
阿｢いや改められると恥ずかしいんだけど！あの、妹をよろしくお願いします。舘さんになら心配なく任せられる。Aのこと大事にしてね｣
舘さんと握手を交わして、これが親の気持ちなのかなって思った。いや、兄だけど。Aの事は両親と同じくらい、いやそれ以上に大切にしてきた。でも舘さんはそれよりもAのことを大切にしてくれると思う。
阿｢A、良かったね。もう幸せだと思うけど、もっと幸せになるんだよ｣
｢ありがとう。そう言ってくれて嬉しい……本当に幸せ者だよ……｣
阿｢あらら、泣いちゃった｣
今までだったら俺が拭ってあげてたけど、その役目は今もう舘さんだね。大人になったね。愛おしいよ。
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p@n@(プロフ) - 美香さん» コメントありがとうございます(^-^)！書き溜めて放出出来るように頑張ります！！お待ち頂けたら嬉しいです〜！ (6月4日 22時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美香(プロフ) - このお話面白かったです！もし時間などありましたら、番外編などで良いので子供が大きくなっての話やメンバーの様子など見てみたいです (6月4日 22時) (レス) @page50 id: 3caaff748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年5月18日 23時
