卒業と、 ページ12
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涼太くんのことが好き。それはずっと思っていること。でもそれは一方的な気持ちで、涼太くんは何とも思ってないと思う。高校入学して卒業するまで隠し通してきた。
卒業式が終わってそのままみんながいる事務所に来た。学校生活で友達なんてほとんど出来なかったから卒業証書とアルバムだけ持って。もちろんアルバムの自由欄も白紙。
｢お疲れ！卒業してきた！｣
阿｢卒業おめでとう。良い卒業式だったね｣
｢Aなにもしてないよ！｣
深｢友達出来た〜？彼氏は！？｣
｢出来てない！もう卒業したからいいの！｣
渡｢ふふ、ウケる｣
佐｢A大きくなったな〜！｣
｢うぅ……髪わしゃわしゃしないで……｣
さっくんに遊ばれてる間にしょっぴーがアルバムを見て白紙のページで大爆笑された。
｢もう！Aで遊ばないで！｣
岩｢ほら怒ったじゃん｣
渡｢全然怖くないわ｣
宮｢せっかくの卒業式終わりなんだからあんまりいじめちゃダメだよ｣
さりげなくフォロー入れてくれるところも大好き。いつも守ってくれて、涼太くんのおかげでここまで来れた気がする。そう思うとじんわり涙が溢れてきた。
岩｢あーあ泣いちゃったじゃん。大丈夫か？｣
阿｢あんまりイジると泣くって言ったじゃん｣
渡｢ごめんて。ほら、メッセージ書いたからさ。彼氏出来なかったなってイジってごめんって書いたし。許してよ｣
｢ちが……っ、ちがう……A、A……涼太くんのこと好きなの……っ、！ずっと隠してたけど、好きで好きで仕方ないの……｣
涙が溢れていくほど気持ちも溢れてきた。恥ずかしげもなくみんなの前で打ち明けちゃって、ほんとばかみたい。意外にも口を開いてくれたのは涼太くんだった。
宮｢自惚れていい？俺のために大事な高校三年間、彼氏つくらないで過ごしてたの？｣
｢……うん、だって涼太くん以外の男子なんてどうでもいいもん｣
宮｢嬉しい。ずっと待ってたよ、Aが卒業するの｣
深｢え、まって舘さん嘘でしょ｣
佐｢両思い！？｣
宮｢俺と付き合ってくれる？｣
この時を心のどこかでずっと待ってた。涼太くんはAのことなんて興味無い、ただの小娘だと思ってるんだろうなって自分に言い聞かせていたから。だけどやっぱり……という思いもあった。
｢涼太くんの彼女になれるの……？｣
宮｢うん。お兄ちゃんに許可貰ったらね｣
｢にぃにいいよって言ってたよ｣
阿｢まだ言ってないよ！？｣
ここまで来ると、もう涼太くんのことしか見えなかった。
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p@n@(プロフ) - 美香さん» コメントありがとうございます(^-^)！書き溜めて放出出来るように頑張ります！！お待ち頂けたら嬉しいです〜！ (6月4日 22時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美香(プロフ) - このお話面白かったです！もし時間などありましたら、番外編などで良いので子供が大きくなっての話やメンバーの様子など見てみたいです (6月4日 22時) (レス) @page50 id: 3caaff748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年5月18日 23時
