【ヒプノシスマイク】ブラックな監視役② (ページ41)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:20,674 hit

、ページ41

、

乙銃女「これで、私たちの間に因果はありませんね」

無花果「はい」/『はい』

乙銃女「引き続き、無理のないよう言の葉党を前進させましょう」

無花果「はっ」/『はっ』

　敬礼を下ろし、部屋から出ようとしたところで乙銃女がナミを止めた。無花果はチラッ、とこちらを見ると安心したように笑い、部屋から出ていく
　その乙銃女の表情は何かを不安がっているようだった

乙銃女「ナミ…貴女に…こんな仕事を任せて続けていいのか迷っています」
「無理に党員の仕事を引き受けなくてもいいのですよ…？」

　それはこれから【監視役】を続けるかどうかの選択だった

乙銃女「ナミにはずっと働かせてばかりです…」
「この壁の中で…同い年の女性のように学校へ通い、趣味を楽しんでほしいと思っているのですが…」

「ナミはどうしたいですか？」

　一度、ナミは仕事中に女子学生のことを見つめていたことがあった。通いたいという気持ちはあったが、小さい頃から乙銃女に勉学を習っていたためその必要はなかったのだ
　でも、それを思い出してナミは決断した

『いいえ、私は監視役の仕事を続けます』

＿＿＿私を育ててくれた貴女たちのために

　 “それがナミの想いだった”

、