【ヒプマイ】1週間後にもう一回死ぬっぽい

私の心の中には常に悪魔と天使がいる ページ5

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(そろそろ新幹線が来そう)



オオサカ駅のホームで、新幹線まだかなーと待っていた。



白膠木さんが住んでいるマンションを離れた辺りから、私の胸は平常に動くようになった。




(これでもう怖いものはなし！)





とは言えるほどではない････







私は日本にいるかぎり、どこ行っても彼らに探しだされる




ハッキングできる元海軍もいれば、鞄にGPSを入れてくる警察がいる。




私に逃げ場なんてどこにもない。






(はあ、またこの生活か･･･。いつになったら解放されるんだろう･･･)




ふと、さっきの白膠木さんを思い出した。



衝撃だったけれど白膠木さんと会うのもこれで100回目は越す。

なのに、ちゃんとした会話をしたのは2回程度。

他は、「好きだよナミちゃん。俺の嫁さんになってくれへん？」と熱烈なアピールばかり。




まともに話せたら面白い人なんだろうな････




ふつーに友達としておしゃべりしたいし、笑い合いたい。それなのにどうしてこんなことになったんだろう････






『ううん、今はそんなこと考えている場合じゃない。前を向いてナミ！








でも･･･どこ行こう？』




→一旦家に帰る
(う〜ん、これは彼らに出くわすから命取りだ･･･)

→海外に出る
(そもそもお金ない。ワタシエイゴシャベレナイ)





一応、財布と携帯はポケットに入っているから遠くにはいけるけど････




(あ････携帯････)




私はスマホを一度見つめ、ポケットからゴミが落ちるように




スマホを線路の上に落とした




大丈夫、音は聞こえなかった。周りも気づいていない。






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(もしGPSがついていたら彼らに気づかれていたを着信もいつも通り1000件は着ていた。






目障りだもの。いらないわ)





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さて、どこ行こう。




フラッと駅のホームを歩いていると頭上から聞き覚えのあるCMが流れてきた






『そうだ･････』








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────中王区。







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