釣り ページ39
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魚が釣れることを祈って待っていると、シューっと涼しい風が帽子のしたの髪を揺らしました。私は揺れた髪がくすぐったく、頬についた毛束を手でおろしました。
「････綺麗だ･･･」
先生が何かを言ったような気がしたので『何か言いましたか？』と顔を向けました。
「えっと･･････
眠そうだね」
その言葉にキョトンとなります。
「あ････えっと･･･」
私は唇をきゅっと噛んで、『目が死んでいるのはいつものことです』と口を尖らせて言い返しました。
「(表情が変わった･･･。拗ねているんだね)」
なぜか先生が嬉しそうにクスクス笑っていました。それがよく分からず、ポーとしていると釣りざおの浮きが動いていることに気づきました。
『(あ･･･引いてる)』
すっと手首を傾けて、釣りざおを引きました。けれど、魚の影が浮き上がってきたところで切れてしまい、糸だけが返ってきました。
「新しい針をつけようか」
『えと････すみません･･･』
「なぜ、謝るんだい？」
『針、なくしてしまったから･･･』
彼は私の返答に目を丸くしました。
「ふふっ、それは釣じゃあしょっちゅう起こることだよ。針は別に高くないし気にしなくていい」
先生は貸して、と私の釣りざおを手にとり、糸に小さな針をつけてくれました。
「浮きが動いたからといって、すぐに引いてはいけないよ。針に食いついたと感じたら引いてごらん」
『わかり、ました････』
その返答が変だったのか先生は口を開きました。
「････私には敬語じゃなくていいんだよ？」
先生は目上。目上の人に敬語になるのは日常茶飯事なことのため変えるのは難しかった。
「今日も私のことを"先生"と言ったね。前も言ったけど"寂雷"と呼んでほしいな」
期待の眼差しが目にぶつかりました。私は顔を背け、『わかりました』とさっきと変わらない返事をしました。
「････私の顔を見て、返事をしてごらん」
『えっ･･･』
先生はイスから立ち上がり、私の肩を掴みました。じっと見られたため、居心地が悪くなり、やはり顔を背けてしまうのです。
「私と目を合わせられないのは君が抱えている恐怖症のせいかい？」
『････ちが』
「今、怖いと感じたね」
『･･･････』
私は人の視線が大嫌いだ。目上の人も、子どもも、赤ん坊の視線でさえも大嫌いだ。
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RENKA - なみさん» うん！ありがと、それで大丈夫！よろしくお願いしまする！m(*_ _)m (2021年8月28日 0時) (
レス) id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - RENKAさん» あれ、ドライブデートのリクエストってさ、運転できるキャラだけになっちゃうけど大丈夫？ たぶん、ハマとシンジュクは全員運転できるそうって感じで、オオサカは簓さん以外が運転できるイメージ。あとは獄さんができそうかなって思ってるけどどう？ (2021年8月27日 20時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
咲葉 - ん"ん"ッ…。はぁ…尊い。なみさんって私のこと尊死で殺そうとしてるんですか？あ、いい意味でです。この気持ちは叫ばないと無理だ！（←何が？） (2021年8月26日 22時) (レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - なみさん» はい！えろいのでも大丈夫です！キャラ側がSでお願いします……！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: e2f1f8e38b (このIDを非表示/違反報告)
リムタ - なみさん» はい！そういう感じです。足に引っ付いて足止めするって感じですかね… (2021年8月26日 9時) (レス) id: a77b426d03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真灯
| 作成日時：2021年8月21日 12時
