急に大雨が降ってきてびしょぬれの夢主ちゃんに遭遇したら【リクエスト】 ページ35
【白膠木簓】
「(雨か･･･嫌やな････)」
タクシーの中でポツポツと雨降る空を見上げる彼。
「降るなら飴がええ･･･なんつってー･･･」
と呟いていると道路を横切っていく知り合いを見つけます。
「････ん？んんん？(あれってナミやないか？なんで雨んなか傘もささずに走ってるんや？)」
夢主ちゃんだと気づくとタクシー内に置いていた傘を手にとり、雨の中へ飛び出していきました。
夢主ちゃんの名前を呼んで、
「なにしとんねん！おのれッ！！！」
と怒りながら自分のほうへ引き寄せました。彼が怒るなんて珍しいです。
「風邪ひいたらどないするんや！？簓さんが見つけんかったらそこらへんでぶっ倒れてんで！？」
夢主ちゃんの肩を掴む腕がどんどん力を増していきます。
彼が夢主ちゃんにあまり怒らないのは･･･
「こんのアホんだらッッ！誰も心配しないと思ってずぶ濡れに─────
あ、ま、泣くなや。ね？泣かんといて」
夢主ちゃんが涙もろいからなのです。
「うぁ、やってしもた･･･」
嫌なことがあった後にどやされるとメンタルがクソやられます。そんな夢主ちゃんにオロオr((「(ナミちゃんがミーアキャット見えてまう！あかん！かわいいやんっ！///)」
そうでもなかった。
このあと連れ帰られました。
【天谷奴零】
「お嬢ちゃん。風邪をひいたら給料下げられちまうぞ？」
サングラスと深く被った帽子のせいで彼がどんな気持ちで傘を差し出しているのかはわかりません。
でも、いつも迷惑をかけている彼には心配をかけたくない夢主ちゃんは、濡れたスカートを掴んで、頭をさげました。
「ん？なんだ？律儀に礼なんてして･･･」
そんな夢主ちゃんに驚く彼。夢主ちゃんは"ごめんなさい"と小さく呟いてから、去ろうとしました。
しかし───
「やめだ、やめ。冗談なんか言ってる場合じゃなかった」
彼に手を掴まれ、黒い毛皮のなかへ入れられてしまいます。
濡れちゃうよ！？と顔を上げた瞬間───
「ん･･･たまにはいいだろ？」
軽く唇を奪われてしまったのです。
「どうした？あーお前さん不意打ちには弱かったなー」
そのまま肩に手をまわされ、お持ち帰りされました。
「おいちゃんがお悩み相談聞いてやるよ」
、
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咲葉 - なみさん» き、気を付けます…。てか、続編！？ (2021年8月21日 12時) (
レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
咲葉 - お二人さんありがとうございます！私も更新とともにコメントもすっごい楽しみなんですよね〜。返信とかも。 (2021年8月21日 12時) (レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - マーヤさん» それな！みんな優しくて幸せなんです( *´艸｀) コメントは毎度私も見てます。まあ、アンチ来たらすぐにグッパイさせますけど。作者のガラスのハートに刺さったらすぐに追い出します(*｀ω´*)ふふふ、作者は別にち、チキンじゃないし！続編いきやしょ！ (2021年8月21日 11時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
マーヤ - てか、ここにコメント？書く人達優しすぎて癒される。作者さんも、コメ書く人達も優しくて最高だな (毎回作品更新されたら、感想言ってるからそれも含め楽しみにしてる) 次は続編いくのかな...？ (2021年8月21日 10時) (レス) id: 5a4bf756c9 (このIDを非表示/違反報告)
マーヤ - なみさん» 空却くん可愛いかよ！ 誕生日祝ってほしい空却くん可愛いー！ なみさん、やっぱり天才っすよ！！！ (2021年8月21日 10時) (レス) id: 5a4bf756c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真灯
| 作成日時：2021年8月13日 21時
