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「んふふ…♪笑
紫乃てゃが泣いて終わるわけないじゃん♪メイク崩れちゃうし泣かないよんっ!」
そう言い俺と対面に座り出す。
俺を見て俺も拘束される前に座っていた椅子に座った。
「んで、そのゲームってのは?まさか運任せに、じゃんけんとかじゃねぇだろうな??」
こいつなら言ってきそうだが、お得意の知識ゲームなんて出されたらたまったもんじゃねぇ…
「あっはぁ♪じゃんけんなんてなかなかばぶちっぽいこと言ってくれるじゃん!笑
じゃんけんがいいならじゃんけんにするけど?
なんならスリルを味わいたいならチンチロでもいいけど♪」
「馬鹿言え、俺はそんなスリルを味わいたい変な野郎じゃねぇよ…」
この様子じゃ勝っても負けてもどっちでもいいって感じがするが……
「ふふ♡笑そんな警戒して睨まなくてもよいではないか♪
安心してよ、うさたんが不利になるようなゲームにはしないよ。例えば
なんてにっこりと笑って自分の頭をトントンと俺を馬鹿にしてくる態度。
そんな態度にそろそろ慣れてきた。
「…チッ……馬鹿にすんじゃねぇよ…。
その様子じゃもう勝敗をつけるゲームは決まってんのか、」
「へへ♪決まってるっちゃ決まってるけど不利と思ったら今のうちに却下してね!
途中でのゲーム変えは降参とみなしますので!」
いいから早く話せよ、と顔で睨むとお?怖い怖いーなんて茶化して俺の頬を指さしてきたからその手をはらった。
「うぅ、、うさたん酷いぴょん…ピエンだよぅ……
紫乃てゃも悪いけど暴力反対だぴょん…シクシク
まぁこんなにダラダラと発言してるからなんだろうけどね…
じゃあ早速ゲームの説明をしよっか…♪
お互いのこと当てっこゲーム、って言って分かるかな??」
チンたらと話してやっとたどり着いたゲーム説明だが明らかに自分で作っただろうゲーム名が出てきた。
お互いのこと当てっこゲーム、か……
「お、その様子は考えてるね?ルールは簡単だよ♪
それにうさたんは初めてだからちょっと注意だけで見逃してあげちゃうー」
「無駄話すんじゃねぇ…
俺はこのあと予定があるんだ。早く説明して早く終わらせろ。」
すると突然驚いた様子を一瞬見せ直ぐにクスクスと彼女は笑いだした。
その姿はいつものおちょくる態度とは違った、前にも見た事のある勝ちを悟った笑顔だった。
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うつ - え……めっちゃ好きですッッ!!応援してますッッ (2021年1月27日 18時) (レス) id: 82deb69528 (このIDを非表示/違反報告)
唯世(プロフ) - 茜さん» 茜さんコメントありがとうございますー!モチベになるので更新頑張れそうです!自信もてるくらいもっと面白くさせるのが目標ですー! (2020年9月23日 0時) (レス) id: 23e9b2d272 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - すごい面白いので自信もって頑張ってください(^^) (2020年9月23日 0時) (レス) id: 92fef803c6 (このIDを非表示/違反報告)
唯世(プロフ) - よもぎ蒸しさん» ありがとうございます!そうやっていただけるととても嬉しいです…! (2020年9月22日 22時) (レス) id: 23e9b2d272 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ蒸し - 面白いです。 (2020年9月22日 20時) (レス) id: 30c887b2ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯世 | 作成日時:2020年8月11日 17時