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前回と同様に会話しながら署まで来ることに。
「んふふ♪うさたんと紫乃てゃのセカンドデートだね!」
「これはデートじゃなくて連行っつーんだよ」
こいつと話してると腹が立つ。
「2人きりで行動してたらデートって言わないのかな?紫乃てゃは2人きり=デートなの♪」
「ワケわかんねぇこと言ってんじゃねぇぞしょっぴくぞ」
こんな感じの青くせぇ会話なんていい加減にしてくれ、そうずっと思っている。
「へへ♪うさたんにとっては連行でも紫乃てゃにとってはデートだよって話ね?おけ??」
「…もうなんでもいいから……」
こんなような会話をしてやっと署について対面して座り事情聴取を始める。
「うさたんたくさん話せるね♪うれぴーぃー??」
肘を机につき顎に自分の顔をのせ小顔ポーズをして上目遣いをしながら話す。
わざとだろうな。
「俺は話したくて話すわけでもねぇし事情聴取だっつってんだろ。緊張感か危機感持てっつーの…」
すると目を細めてさらに笑顔を作りながら話す。
「今まで緊張感すること危機感持つことたくさんしすぎて感覚イカれちゃった説ー?
それよりさっさと事情聴取終わらせよ♪今日はまだやることあるしぃー」
「チッ…言われなくとも俺にも用事くらいあるっつーの…」
俺だってお前みたいなホームレスニートと違ってチームメイトと会う約束くれぇあるわ。
神経逆撫でばっかさせやがって……!
「……今回は女性に手を出したということで今お前はここにいる。
ハタから見やセクハラしてたっつーことだが言い訳はあるか?
確定的な反論を持って俺が納得しない限りこの行為は犯罪となり罰金が下されるぞ。」
前回より重い話をしてるにも関わらずこいつは笑顔を崩さずのままだ。
するとこいつはクスッと笑い俺を馬鹿にするような目で見てきた。
「今ね、セクハラに直接抵触する法律ってないんだよ??笑
だけど相手の身体に肉体的及び精神的に傷害した場合は15年以下の懲役または50万以下の罰金だよね♪」
そう口元を隠すように上品に笑い立てる彼女だが俺にはただの悪魔かそれ以上のモノにしか見えなかった。
俺は堪忍袋の緒が切れて机を叩きこいつの胸ぐら掴んだ。
「テメェふざけてんのか!いい加減にしろよ!!同性でもセクハラだぞ分かってんのか!?あ”ぁ”!!!?」
俺はこいつを豚箱にぶち込んでやると決めた。
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うつ - え……めっちゃ好きですッッ!!応援してますッッ (2021年1月27日 18時) (レス) id: 82deb69528 (このIDを非表示/違反報告)
唯世(プロフ) - 茜さん» 茜さんコメントありがとうございますー!モチベになるので更新頑張れそうです!自信もてるくらいもっと面白くさせるのが目標ですー! (2020年9月23日 0時) (レス) id: 23e9b2d272 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - すごい面白いので自信もって頑張ってください(^^) (2020年9月23日 0時) (レス) id: 92fef803c6 (このIDを非表示/違反報告)
唯世(プロフ) - よもぎ蒸しさん» ありがとうございます!そうやっていただけるととても嬉しいです…! (2020年9月22日 22時) (レス) id: 23e9b2d272 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ蒸し - 面白いです。 (2020年9月22日 20時) (レス) id: 30c887b2ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯世 | 作成日時:2020年8月11日 17時