◎ ページ7
.
.
.
.
.
.
.
.
〜〜♩
長妻くんが一生懸命キーボードを弾いてるのを聞きながら、今月末にあるオープンキャンパスで披露する曲の歌詞を覚えていた。
私も小さい頃はピアノを習っていて
上手くはないけど、楽器ならピアノが好き。
いい曲だな〜〜と思いながら目を瞑った。
萩谷 「え？寝てんの？」
「いや、寝てません！」
「いい曲だなぁ、と思って。」
萩谷 「ふ〜ん。歌詞覚えた？やっすーたちはもう合わせてるから俺たちもそろそろ合わせたいなと思って。」
オープンキャンパスでは
男女混合のグループらしく
桜さん、顕嵐くん、森田くん、萩谷くん、長妻くん、私
安井先輩、真田先輩、諸星くん、莉子さん、遥ちゃん、莉愛 のグループ分け。
「覚えられたので、大丈夫です。」
萩谷 「そ。じゃあ明日から合わすから」
と、自分のドラムセットの方へ行ってしまった。
萩谷くんは、なんだか掴めなくて
あまり話しもしたことがない。
感じ悪いな〜〜と思っていると
森田 「ごめんね〜、萩ちゃん感じ悪いよね〜」
と、森田くんが隣に触る。
「いや、まぁ、、、」
森田 「萩ちゃんね、前にボーカルしてた子の歌声凄く気に入っててさ！それに、不器用なのもあって、素っ気なくしちゃってるだけだとおもうから！」
「そうなんですね」
まさか、前ボーカリストは
萩谷くんの彼女だったの？
顔も見たくないって言われるなんて
とんでもない奴じゃん！！！！
森田 「その子と付き合ってたのは、萩ちゃんじゃなくて顕嵐なんだけどね！！」
なんだこのドロドロした感じ…
あんま聞かないほうがいいのかなと思ってたのに、どんどん話を進める森田くん。
森田 「顕嵐ってさ、他人への興味が薄いというか、優しいんだけどね。その彼女は物足りなかったみたい！俺も詳しくはわかんないんだけど！」
「萩谷くんは、顕嵐くんの彼女のこと好きだったんですか？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
