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◎ ページ44
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萩谷side
顕嵐 「ながつ、おそくない？？」
と、心配してると。
長妻 「ねえ、いいもの見つけちゃった！」
は？どうせ、ながつのことだから
小銭とかガラクタだろ。
真田 「どうせガラクタだろ〜〜？」
長妻 「違うって！ね！萩ちゃんきて！ほら、急いで！」
イキイキした顔のながつに連れて行かれる
多分、死んだような顔をした俺。
人混みを外れて静かな通りに来た
長妻 「トイレ行ってる途中で、見つけちゃったんだよね」
と、指差す先には
俺が一番、会いたかった人。
長妻 「ね、言ったでしょ！」
萩谷 「ながつ、さんきゅ…」
白地の浴衣をきて、化粧も髪型もいつもと違って
ついつい見惚れてしまう。
ほかの奴と来るために、
そんなに可愛くしたのかと思うと、妬けるけど。
Aは、
片方の下駄を脱いで、ぼーっと足先を眺めていた。
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
