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◎ ページ40
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バイトの用意をしてる途中で
萩谷くんからLINEが入る。
「ね、俺のこと好きなの？」
って聞かれて、素直に言えず。
結局、前と変わらない関係のまま８月下旬
【今度の、花火大会 一緒に行かない？】
【ごめん…！バイト先の人と約束しちゃってて。】
北斗くん含めたバイト先の数人で 行こうって約束してて。
萩谷くんとは、付き合ってるわけじゃないし
好きって言われたわけでもないから…
今回は、いつもお世話になってる
北斗くんのお誘いを優先させてもらった。
部屋に吊られてある浴衣に目をやる。
悩んで悩んで買った、白地に古典柄の浴衣
萩谷くん、どんなのが好みなんだろ…。
「やばい、行かなきゃ。」
ぼーっとしながら、洗い物をしてると
北斗 「ね、花火大会、浴衣着るの？」
「う、うん！新しいの買ったんだ〜！」
北斗 「そ、楽しみ。」
にこっと微笑んだあと、思い出したように
北斗 「あ、そういえば、、あの冷たい彼はどうなったの？」
冷たい彼って…と苦笑いしつつ
「…何にも変わってないよ。」
北斗くんの目を見れなくて逸らしてしまう。
北斗 「……そっか。」
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
