summer song . (ページ34)

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楽譜を取りに、演奏室へ行くと

遥ちゃんを後ろから抱きしめるような形で
叩き方を教えてる、萩谷くん。

遥ちゃんも、慧悟くんって呼んでるし

私なんて名前で呼ばれたことなんてほとんど無い

自分で触んないでなんて言って突き放したのに

遥ちゃんが羨ましくて。泣きそうになる。

あんだけ、遥ちゃんと密着して

気がないなんて、嘘だとしか思えなくて。

私のことは、面白がってただけなんだって実感する

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萩谷side

遥ちゃんと練習を終えて、
ふと、Aが楽譜を置いていた机を見る

萩谷「一枚、残ってんじゃん…」

しかも、1ページ目。

萩谷「YUIのSUMMER SONG？」

この曲、練習なんてしてたっけ？

安井「あー！あれね！あれは、Aちゃんが自分で選んだんだよ！たまには、好きな曲歌わせてあげたいなぁと思って」

萩谷「ふぅん」

安井「青空に今、叫びたいほど君を想ってるとかいいよねぇ～。

何を思ってこの曲、選んだんだろうね？」

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