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萩谷 「んだよ、まじで」
真田「荒れてるね〜〜」
それからと言うもの練習する気にもならず
ただただ、椅子に座って皆んなを見てた。
萩谷 「なんでもない…」
真田 「どうせ、Aちゃんのことでしょ〜？見てて分かりやすすぎ！(笑)」
そんなに、態度に出てた？と焦る
真田 「本人と、遥ちゃんは、気付いてないみたいだけど！ま、頑張って！」
と、肩をポンポンされる。
触んないでなんて言われて
もう、頑張ろうなんて思えないんだけど…。
気分は沈んだまま、迎えた合宿３日目
向こうは何もなかったかのように
歌ったり、キーボードを弾いたりして
他のメンバーとは楽しそうに話してる。
もちろん俺とは目も合わせないわけで
終わったな、これ…。
安井 「今日は、肝試しをしまーーす！」
なにが楽しいの、暗い道歩くだけじゃん
なんて、面白くないことを思う。
そんな俺に、神様は微笑んでくれなくて
遥ちゃんとペアに。
怖がって俺のシャツの裾を掴む。
普通なら、こんなことされたらたまんないだろうな
Aも、ながつにこんなことしてんのかな。
…ながつなら、その場でチューとかしちゃうんじゃね？！
なんて、妄想を繰り広げていると
遥 「萩谷先輩、あの、、慧悟くんって呼んでもいいですか…？」
そういえばあいつのこと名前で呼んだことなんて、ほとんどなかったな。いつも、お前で。
名前で呼びたかったし、呼ばれたかったな
って…オレ相応、Aに惚れてんじゃん
重症すぎ、って苦笑いする。
遥 「あ、あの…？」
萩谷 「あ、いいよ、好きなように呼んで」
遥 「………。」
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
