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莉愛 「いや、本当に困ってるの！お願いできるのAしかいなくて〜」
なにをお願いされているのかというと
莉愛は吹奏楽経験者で音楽好きなため
軽音サークルでキーボードをしている。
軽音サークルは男子で組んでるグループと
女子で組んでるグループの2グループあるらしく
女子グループのボーカルの子が
サークルをやめてしまったらしい。
その子の代わりに私にサークルに入って！と…
「てか、なんでその子のやめちゃったの？バンドコンテストも大学祭も控えてるのに」
莉愛 「いやぁ、、同じサークルの彼氏と別れちゃって。顔も見たくないってやめちゃったの、、」
顔を見たくないって、なにが理由で別れたの？
と心の中で疑問に思いながらも
「バンドマンとは、付き合うなって言うしね」
莉愛 「ん〜〜、でもみんな良い人だよ！それにA、歌上手いから！ね！お願い！コンテストと大学祭終わるまででいいからさ！」
「いや、ボーカルとか絶対にむり！可愛い莉愛ちゃんのお願いでも、これだけはむり！ごめん！他当たって！！」
完全に出来上がってる人達の輪に途中で入るのも苦手だし、人見知りだし、歌も好きだけど人前で歌うほど上手くもないし度胸もない。
さすがに、莉愛も諦めてくれるだろうと思った。
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
