第94話 迷子の男の子 ページ40
春の暖かい日差しが…と言いたいところですが、もう初夏です。
すっかり薄着でも過ごせる季節になりました！
ポッキー「ねえ、Aちゃん、そろそろさ〜」
編集中に、突然ポッキーくんが口を開く。
A「何？」
ポッキー「そろそろさ〜俺たち」
A「う、うん…！」
何故か変に身構える。いや、もしかして…もしかしたら…
ポッキー「この部屋の、模様替え？しようよ」
A「……あ？え、うん！しよ！」
予想外の提案に、拍子抜けする。
私の期待が悪いのか、言い方が悪いのか…
ポッキー「開けてないダンボールもそろそろ整理して…カーテンとか机の配置も変えたい！」
A「いいね！やっぱ通年同じ景色じゃつまんないよね〜」
ポッキー「じゃあ家具！家具買いに行こ！編集すぐ終わらせるわ！」
食い気味なポッキーくん。
よっぽどこの部屋に退屈だったのかな…笑
＊
ということで、一日では周り尽くせそうもないとてつもなく大きな家具屋さんに来ました。
ポッキー「よくテレビとかで紹介されてるけど、初めて来たなあ…」
A「えっと、まずカーテンの売り場は3階かな…？」
ポッキー「よーし！じゃあ行こ！」
その時だった
『ぐすっ…っ…ママぁ…』
目の前を小さな男の子が泣きながら通り過ぎて行った。
A「ポッキーくん、あの子…」
ポッキー「迷子かな？」
そう言うと、ポッキーくんはすぐにその男の子に追いついて、しゃがんで目線を合わせた。
ポッキー「僕、大丈夫？ママとパパは？」
男の子「ぅう…わかんない…」
ポッキー「お名前は？」
男の子「りょうた…」
ポッキー「どこら辺ではぐれたか、わかる？」
りょうた「…うぅん」
りょうた君は首を振る。今にも泣きだしそうな声で。
ポッキー「そっか…じゃあさ、一緒に探しに行こうよ！」
りょうた「う、うん！」
男の子の明るい返事が聞こえたと思うと、りょうた君とポッキーくんは手を繋いでいた。
さっき泣いていた姿はもうない。
今はポッキーくんと手を繋いで安心しているみたい。
A「りょうた君、お母さんってどんな人なの？」
りょうた「僕のママはねー、ゲームを作ってるんだよ〜！」
ポッキー「えっそうなの！？」
りょうた「にんてんどー！知ってる？」
ポッキー「まじか、お世話になってます…！」
特徴を聞いたつもりが、りょうたくんはお母さんを紹介してくれた。
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桜エビ - はじめて見た夢小説がこの小説でした！更新いくらでも待ちます！頑張ってください!!!!!!! (2021年9月8日 11時) (
レス) id: 31feb9013b (このIDを非表示/違反報告)
なろっこ - はぽはさん...。更新待ってます！頑張ってください！大好きです！ (2020年3月24日 23時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - あと、一緒にお風呂みたいなのも見てみたいです！ (2020年3月6日 12時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - めっちゃ、良い小説に出会ってしまった！ リクエスト書きますね！えーと、ぽきさんとちょっとした喧嘩みたいなのが見たいです！でもすぐに仲直りするみたいな？お願いします！ (2020年3月5日 17時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
リザー - はぽはさん体調大丈夫ですか？更新待ってますね。 (2019年7月10日 7時) (レス) id: 88c0034d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぽは | 作成日時：2018年1月29日 23時
