第66話 心配と不安 ページ4
市ノ瀬「だから…僕と…」
その時だった
((ｺﾝｺﾝ
((ｶﾞﾁｬｯ
市ノ瀬「…！」
ポッキー「すみませーん、うちのアシスタント、もう良いですか？」
ポッキーくんが素早く私と市ノ瀬さんの間に立つ
私はポッキーくんの背中に隠れるような形になった。
ポッキー「今すぐこの方にして欲しい仕事があるので。」
ニコッと微笑むポッキーくん。
その笑顔の圧力に押されるように、
市ノ瀬「あ、大丈夫です。…失礼しました」
ポッキー「お疲れ様でした〜。」
((ﾊﾞﾀﾝｯ
早足で出ていく市ノ瀬さんの足音が遠くなるのを聞いてから、やっと肩の荷が降りた。
A「…怖かった…」
ポッキー「なんか変だと思ったからさ、会議室の前で待ってて良かった。」
A「よかった、ポッキーくんが来なかったら私…」
ポッキー「…市ノ瀬さん、いつもAちゃんの方に注意が行ってる気がしてたけど、まさか本当とはな」
A「そうなの？」
ポッキー「うん、気のせいかと思ったけど。前のイベントの時もよく俺の楽屋に来ててさ」
ポッキー「俺が事務所に入った時からイベント部にいたんだけど、今年に入ってからよく俺の周りばっかウロウロしててさ」
A「市ノ瀬さんが…？」
ポッキー「なんでだろ〜って不思議に思ってたら。あ、そういうことかって納得した。それに今日で確信に変わった」
A「そういうとこ？何？」
「バカ」と言ってポッキーくんから軽くチョップをされた。
ポッキー「Aちゃんたら、普段はめちゃくちゃ気が利くのに、自分のことになるとすぐ鈍感になるんだからなぁ…」
ポッキー「俺がAちゃんにアシスタントしてもらうようになってから、アイツも俺の近くにいるってこと、わかる？」
A「あ…なるほど」
ポッキー「なるほど…じゃなくて！はぁ…心配。」
A「でも、何か言われても私きっぱり断れるよ？ポッキーくんを裏切るわけ…」
ポッキー「そういうことじゃないの！」
A「ん…！？」
いきなりギュッとポッキーくんにハグされると、ポッキーくんの手で頭を寄せられた。
A「ちょっと…！ここ事務所…」
ポッキー「あ〜心配。もう外に出したくない。何かあったら生きていけない。」
A「…」
これ以上ポッキーくんに心配かけないようにしなきゃ。
私がしっかりしなきゃ。
気がかりなのは明日も打ち合わせという事実。
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桜エビ - はじめて見た夢小説がこの小説でした！更新いくらでも待ちます！頑張ってください!!!!!!! (2021年9月8日 11時) (
レス) id: 31feb9013b (このIDを非表示/違反報告)
なろっこ - はぽはさん...。更新待ってます！頑張ってください！大好きです！ (2020年3月24日 23時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - あと、一緒にお風呂みたいなのも見てみたいです！ (2020年3月6日 12時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - めっちゃ、良い小説に出会ってしまった！ リクエスト書きますね！えーと、ぽきさんとちょっとした喧嘩みたいなのが見たいです！でもすぐに仲直りするみたいな？お願いします！ (2020年3月5日 17時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
リザー - はぽはさん体調大丈夫ですか？更新待ってますね。 (2019年7月10日 7時) (レス) id: 88c0034d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぽは | 作成日時：2018年1月29日 23時
