第79話 ポッキーくん ページ23
『家族に紹介したいなっーて』
そう言ってもらえるってことは、ポッキーくんに認められてるってこと？
嬉しい、嬉しいけど…急すぎる！もっと、心の準備とか、その…
ポッキー「Aちゃん？ほら新幹線来ちゃう。行こ」
A「あぁ、うん！」
こうして、不安も楽しみもある中、1泊2日の三重の旅が始まりました。
＊
『次は〜津駅、津駅でございます。ご降りの際は〜』
ポッキー「あ、着いた」
A「ここで降りるの？」
ポッキー「そう、後はタクシーで家まで行くよ」
新幹線を乗り継ぎ、三重県に到着。
A「(いよいよか…)」
ポッキー「そう固くなんなくていいって、大丈夫だよ」
私の極度の緊張がつたわったのか、ポッキーくんが声をかけてくれる。
A「ダメ…緊張する…」
ポッキー「Aちゃん見てるとこっちまで緊張してくる笑ね、いつものAちゃんで大丈夫やって」
A「ごめん…！頑張る！」
だって、親御さんに挨拶ってよく考えたら…いやいや、よく考えなくても、
結婚の挨拶回りみたいじゃん…
タクシー乗り場で永遠とそんなことを考えている。
ポッキー「あ、来た」
＊
タクシーに揺られること数十分。
ポッキー「着いたー！」
A「わ〜…すごいいい所！」
東京の賑やかさとは遠く、風はさわやかな緑の匂いがする。
ポッキー「そう？田んぼと家しか無いけどね笑」
周りには家がいくつか、そして奥には田んぼが広がっている。
タクシーから荷物を下ろし、慣れた足取りで歩くポッキーくんのあとを付いていく。
すると
『ワン！ワン！』
ポッキー「…！ポッキー！！久しぶりだな〜！」
A「わ、犬のポッキーくん！」
ポッキー「そう！めっちゃ可愛いでしょ？よしよし…いい子にしてたかー？んーー、」
A「可愛い…」
両者とも。
ポッキー「Aちゃんも触ってみなよ、大丈夫めっちゃいい子やから！」
ポッキーくんに撫でられて尻尾をフリフリしてる犬のポッキーくん…なんかこの2人似てる…
A「はじめまして…！ポッキーくん」
ポッキー「ほら、ポッキー。Aちゃんだよ〜」
私が手を差し出すと
A「っひゃ！あははっくすぐったい…！」
気前よく手を舐めて挨拶を返してくれた。人懐っこいワンちゃん。
犬のポッキーくんと初対面したところで
『お兄ちゃん？』
急に後ろから声がした。
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桜エビ - はじめて見た夢小説がこの小説でした！更新いくらでも待ちます！頑張ってください!!!!!!! (2021年9月8日 11時) (
レス) id: 31feb9013b (このIDを非表示/違反報告)
なろっこ - はぽはさん...。更新待ってます！頑張ってください！大好きです！ (2020年3月24日 23時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - あと、一緒にお風呂みたいなのも見てみたいです！ (2020年3月6日 12時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
とかげ - めっちゃ、良い小説に出会ってしまった！ リクエスト書きますね！えーと、ぽきさんとちょっとした喧嘩みたいなのが見たいです！でもすぐに仲直りするみたいな？お願いします！ (2020年3月5日 17時) (レス) id: c362d2a458 (このIDを非表示/違反報告)
リザー - はぽはさん体調大丈夫ですか？更新待ってますね。 (2019年7月10日 7時) (レス) id: 88c0034d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぽは | 作成日時：2018年1月29日 23時
